ミチムラ式漢字学習法の「耳から漢字」が目にウロコ~VAKの聴覚優位の子供に良さそう

道村漢字カード?
小4の娘の学校より、国語の学習サポートが入るとの連絡が来ました。
香港から日本に帰国して半年たちましたが、今までずっと英語教育を受けていた娘は国語がちょっと苦手。
周りの子供と一緒に小4の勉強をするのに付いていけないため、一時的に個別の補習が必要になったのです。
少しレベルを落として、小3の漢字の読みから始めることになったのですが、その際に「道村漢字カードを使う」と案内がありました。
道村漢字カード?
はじめて聞いた言葉だったので調べてみました。
ミチムラ式漢字カード
道村漢字カードの正式名称は「ミチムラ式漢字カード」です。
ミチムラ式漢字学習法は、教師の道村静江さんが盲学校の生徒に指導するために編み出した漢字の新しい学習法です。
ミチムラ式の主な特徴はこの3つです。
- まずは口で唱えて覚える
- 漢字を部品の組み合わせとして、部品ごとの意味をとらえつつ覚える
- 音読みと訓読みを同時に覚える
カードは手のひら大。
漢字が1つのカードに1つずつ書かれています。
両面になっていて、まず裏面の読み方を唱えてから、表面の漢字の部品を唱えるのが正しい順番です。
例えば上の小学3年生の漢字の「羊」の場合は、
ヨウ毛 の ヨウ
ひつじ
↓
ソ・さん(三)・突き出さないたてぼう
のように唱えます。
特に聴覚優位の子供に良さそう
NLP(神経言語プログラミング)にVAKモデルと呼ばれる代表システムがあります。
VはVisualで視覚、AはAuditoryで聴覚、そしてKはKinesticで身体感覚です。
VAKに関しては人によって視覚優位な人・聴覚優位・身体感覚優位な人がいます。
どの感覚が優位か分からないからは、こちらのチェックリストで調べることができます。
一般的な漢字練習法は、どうしても視覚+身体感覚の強い人に優位で、聴覚優位の人には不利になります。
でもミチムラ式の場合は、元が視覚障害者のための学習法であったため、聴覚優位の人に有利な学習法です。
漢字の覚えの良くないお子さんがいたら、聴覚優位の可能性があるため、ミチムラ式で「耳から漢字」の勉強を始めたら、効果があるかもしれません。
もちろん聴覚優位でなくても、普段の漢字学習の補助として使うのも良いでしょう。

まるこ

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