smecta(スメクタテスミン)は海外でのウイルス性の下痢の時に重宝します
海外では急に食べ物にあたります
海外に住んでいると、急に胃やお腹が痛くなることが日本より多いです。
香港はインドやベトナムなど他のアジア諸国ほど衛生状況が悪くありませんが、それでも時々「食べ物にあたったかな?」と思うことがあります。
そのような時に、重宝する薬があります。
こちらのsmectaという薬です。
香港では良く病院で処方される薬です。私も先日、胃腸炎で病院にかかった際に処方してもらい、すぐに治りました。
smectaとは
smectaというのは、フランスのIPSEN社が販売している粉状の薬です。
成分は天然ケイ素アルミニウム(スメクタイト)で、一言でいうと粘土。地中海近辺で採取された特殊な粘土が成分です。
この粘土の粒が腸の中でウイルスなどの有害な物質を吸着して便と一緒に排出することで、下痢を止めます。
日本ではサトウ製薬が、「スメクタテスミン®︎」という名称で販売しています。
こちらのサイトに、商品の細かい説明が書いてあります。
この薬は粒子がかなり細かいのでそのまま飲むとむせます。少量の水に溶かして飲むのが正しい方法です。
味はオレンジっぽいバニラフレーバーで、飲みやすいです。
小さな子供は飲めませんが、11歳以上の子供から服用が可能です。
初めて購入したのはカンボジアの薬局でした
この薬を初めて購入したのは、2年前にカンボジアのシェムリアップに旅行に行ったときでした。
食べ物にあたってしまい、宿泊していたホテルのコンシェルジュに相談したところ、薬局に行ったら必要な分だけ薬を出してくれるからとのこと。
教えてもらった薬局で症状を説明したら、何袋欲しいの?ときかれ、3日分といってもらったのが、このsmectaです。
smectaのおすすめな点
1、成分が比較的ナチュラル
smectaの良い点は、成分が「粘土」なので比較的ナチュラルであるという点です。
またインターネット上の情報なのではっきりした情報では無いのですが、身体に吸収されないため妊婦でも飲めるとか。
2、止めてはいけないウイルス性の下痢に良い
そして次に良いと思うのが、ウイルス性の下痢に対応しているということです。
上記サトウ製薬のサイトによると、下痢には「止めた方が良い下痢」と、「止めてはいけない下痢」があるそうです。
一般的に海外でかかることの多い「ウイルス性の下痢」は、「止めてはいけない下痢」です。日本でも時々ノロウイルス感染の話題が出ますが、このノロウイルスも「止めてはいけない下痢」です。
このsmectaはどちらの下痢にも対応しますが、特にこの「止めてはいけない下痢」に対応しているのが良いです。
先に説明した通り、スメクタイトの粘土の粒がウイルスなどを吸着して一緒に便として排出するため、腸の動きを止めるのでは無いからです。
smectaは香港の薬局でも購入できます
このsmectaですが、香港の薬局で購入することもできますが、全ての薬局ではありません。
最初ローカルの薬局に行きましたが、そこでは取り扱っていませんでした。
そのあとドラッグストアのwatsonsで探してみました。
通常の胃薬のコーナーには、正露丸はありましたが、smectaはありませんでした。
しかし、薬剤師のいるカウンターで聞いたところ、そちらに置いてありました。
10袋入りで49.8ドル(約780円)でした。
最後に ~ 日本でも幾つかの薬局で購入が可能です
このsmecta(スメクタテスミン)ですが、日本では第2種医薬品という位置づけなので、処方なしで薬局での購入が可能です。
サトウ製薬のサイトにこの薬が売られている薬局のリストが載っていました。
例えば食べ物が心配な国に旅行に行くときなど、この薬を持っていたら安心です。
一番良いのはちゃんと海外旅行保険に加入をしてクリニックを受診することですが、そこまで無い状況だったらこの薬は本当に助かります。
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まるこ
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