日本の「第二次世界大戦」に対する学校教育にちょっと違和感を感じる
エール
朝ドラの「エール」を観ています。
観ているといっても、朝の支度をしながらテレビを付けている程度なのですが。
ちょうど9月25日の放送で、森山直太朗さん演じる藤堂先生が出征するシーンを観ている時に、娘が「これ、ちょっとおかしいよね」と言い出しました。
おかしいと言っても、変なのではありません。
海外でずっと生活をしていた子供にとって、戦争のシーンの描き方には違和感を感じるようです。
日本の教育は戦争教育に関して「小さい視点」から入る
日本は戦争に関する学校教育に対して、あまりにも「小さい視点」から入りすぎている気がします。
子供の教科書でも、本格的に学ぶのは中学生に入ってからで、それまでは国語の教科書で戦時中を題材にした話を入れる程度です。
お父さんが戦争に行ってしまって残された家族の話など、もちろん当時の心情に寄り添う意味でとても重要なのですが、それだけで良いのだろうかと疑問に思います。
香港では小学校で第二次世界大戦について本格的に学んだ
娘が香港で通っていたインターナショナルスクールはテーマ別学習方式をとっていました。
ギリシャ文明・ローマ帝国・イギリスのチューダー様式といった特定のテーマについて、1ヶ月~3ヶ月にわたってじっくりと学ぶため、それぞれのテーマについて深い知識を得ることができます。
小学校5年生では第二次世界大戦がテーマになっていて、かなりじっくりと学んでいました。
当時娘から
「なんで日本はドイツとイタリアと組んだの?」
「なんで日本はハワイをアタックしたの?」
など色々質問されて、返答に困ってしまったのを思い出します。
CountryHumans
この時期に娘が好んで書いていたのが、風刺画のCountryHumansです。
国を擬人化したキャラクターは、国のイメージがステレオタイプ化されていて、ジョークとして捉えると面白いです。
日本は「カワイイ」好きな国なんだそうです。
こういった絵を見ると、娘がどんな風に世界を理解しているか分かります。
香港で小学校5年生の娘は、日本ではまだ4年生。
4年生でこういった視点で絵を描くのは、海外育ちならではです。
まるこ
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