皇崗口岸行きの直通バスを利用して、香港から深圳に渡る流れについてまとめてみた〜深圳一泊旅行(1)
深圳旅行で皇崗口岸から国境越えをした
中国の深圳に一泊旅行をしてきました。
今回香港〜深圳の越境に利用したのは、皇崗にある皇崗口岸(Huanggang Port)です。
香港から中国大陸の玄関口である深圳に抜けるための主な国境は、羅湖・福田・皇崗・深圳灣の4つです。
皇崗は羅湖のように鉄道での越境ではありませんが、地元から直通バスで行けるのが魅力です。
直通バスでの皇崗口岸利用の流れ
1.バスのチケット購入
まずは香港側のチケット売り場で皇崗口岸行きのバスのチケットを購入します。
私の利用した東涌~皇崗口岸だと、片道で80ドルで往復だと100ドルという驚きの値段設定なので、迷わず往復チケットを購入しました。
チケット購入後にバス乗り場に行くと、職員によって服にシールを貼られます。
このシールは後で必要になるので、失くさないようにします。
2.バスで香港から落馬洲まで移動
バスで東涌から落馬洲まで移動します。
所要時間約40分で落馬洲に到着しました。この落馬州は落馬州駅の近くにありますが、別の場所です。
3.落馬洲で香港出境
バスを一旦降りて、落馬洲の香港側のイミグレーションから出境します。
バスを降りる前に、出境後のバスが何番乗り場になるかの案内があるので、この案内を良く聞いておきます。
出境は香港住民とそれ以外に分かれています
4.同じバスで中国入境まで移動
出境手続きを済ませた後は、その先のバス停に向かいます。
先ほど案内されたバスの乗り場番号に行くと、今まで乗っていたバスが先回りして待っていました。
ここで乗車するときに貼られていたシールを返却します。
まれに出境手続きに時間がかかって、乗っていたバスが行ってしまうこともありますが、その時は次のバスか、同じ会社であれば別の場所から来たバスに乗ることもできるそうです。
皇崗は香港出境から中国入境までの区間を歩くことができないため、必ずバスに乗らないといけません。
今回は直通バスを利用していますが、皇崗口岸-落馬洲過境穿梭巴士( Lok Ma Chau – Huanggang Cross-boundary Shuttle Bus Service )と呼ばれる香港と中国を結ぶシャトルバスもあります。
5.中国での入境〜初回は指紋登録が必要
バスで中国側に移動した後は、中国での入境手続きです。
香港で一旦出国しているので、再度中国の入国書類を書いて、中国の入国手続きをします。
外国人は指紋登録が必要
2018年4月より、14歳から70歳までの外国人が中国に入国する際に指紋登録が必要になりました。
入国審査の手前に入境外国人指紋自助留存区(Foreigner Fingerprint Self-collection Area)と呼ばれる指紋を登録する機械が数台あって、使えるか試したのですがうまくいきませんでした。
仕方なく普通に入国審査の場所に行ったところ、検査官の場所にも同じシステムがあって、その場で登録ができました。
登録する指はこの3種類です。
- 右手の4本指
- 左手の4本指
- 両手の親指
機械の案内は20言語にも対応していて、日本人だと日本語で説明されるので分かりやすいです。
ちなみに指紋の登録は中国に最初に入る時だけで、2回目以降は確認のために左手の指をスキャンするだけで済みます。
無事に中国に入れた
無事に中国に入ることができました。
ここからは長い渡り廊下を渡って地下鉄に乗るか、タクシーで移動します。
香港への戻りはバスが待ってくれる
香港から中国に行く場合は流れが逆になるだけです。
唯一違うのは、香港での入境手続きで一旦バスから降りた後に、決まったバスに確実に乗れるようにちゃんと待ってくれるところです。
1.中国での出境
2.バスのチケット購入
チケット売り場は中国出境の先にあります。
今回は往復でチケットを買っていたので、そのままバス停に並びました。
3.バスに乗って香港入境まで移動
バスが到着しました。
バスに乗る時に、バスの中で車両番号の書かれたステッカーを貼られます。
バス会社ではこのステッカーで人数を管理しているので失くさないようにします。
4.香港入境手続き
落馬州で香港での入境手続きをします。
旅行客の場合はここで香港の入国書類を書きます。
5.同じバスに乗って目的地まで
香港の入境手続きが終わって先回りしていたバスに再び乗ります。
ここで持っていた車両番号の入ったステッカーを返却します。
そして目的地のバス停まで向かいます。
今後はひとりでも行けそう
今まではちょっと怖くて、ひとりで中国に行く勇気がありませんでしたが、今回行ってみてこれだったら今後はひとりでも行けるなと思いました。
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まるこ
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