『人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要だ。』/堕落論(著)坂口安吾
『人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要だ。』
『人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要だ。』
戦後の昭和21年(1946年)に発表された、坂口安吾の「堕落論」の中にある言葉です。
他にこんな言葉も残しています。
『自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要だ。』
『堕ちる道を堕ちきることにより、自分自身を発見し、救わなければならない。』
受験/結婚/定年のあとに心の居場所がなくなる
今は戦争の時代ではないですが、
個人の生活の中で、心の行き場がなくなることがよくあります。
高校や大学受験での合格や不合格のあと、
結婚/離婚したあと、
引っ越し/マイホームを手に入れたあと、
解雇/定年退職のあと、
何らかの大きなイベントや試練を乗り越えたあと、
今まで心の中心にあった価値観や場所がなくなったとき、
心にぽっかりと穴が開いて、次の目標が見出せず途方に暮れることがあります。
そうしてやる気がなくしてダラダラと過ごしてしまって、
終いには、なんでこんなに何もできない人間なんだろうかと自分を責めるのです。
でも、そういった時には、自分を責めず、奮い立たせるのでもなく、当面の期間は堕ちることに任せても良いのです。
その時は、『人間は永遠に堕ちぬくことはできない』と信じて、正しく堕ちようと考えれば良いのです。
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まるこ
2011年~2020年8月まで香港在住。
現在は千葉県在住。
好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。
上級心理カウンセラー。
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