エディットタウン-ブックストリートでは、本と本の間にある何かを探したい/角川武蔵野ミュージアム初体験(3)
エディットタウン-ブックストリート
角川武蔵野ミュージアムのエレベーターで4階に着くと、
今まで見たことのない世界が広がっていました。
図書館であることは間違いないのですが、
一般的なそれとはだいぶ違います。
通りのようになっていて、
両サイドに本棚が並んでいます。
本は段違いに設置された棚に並べられています。
本は縦に並んでいたり、横に積まれていたりしています。
そして天井には、
文豪の顔写真や、印象的なフレーズ書かれたポスターなどが、
短冊のように吊るされています。
エディットタウン
ここはエディットタウンと呼ばれる図書館です。
50メートルの通り(ブックストリート)には、約25,000冊もの本が収められています。
書籍は9つのカテゴリーで分けられています。
- 記憶の森へ
- 世界歴史文化集
- むつかしい本たち
- 脳と心とメディア
- 日本の正体
- 男と女のあいだ
- イメージがいっぱい
- 仕事も暮しも
- 個性で勝負する
椅子に座って、実際に本を読む
こんな挑戦的な図書館をどうやって楽しめば良いのでしょうか。
せっかく図書館にいるので、時間をたっぷりとって本と触れ合うことをお勧めします。
まずはブックストリートをサッと通り抜けて、
どんな風に本が並んでいるか見てください。
次に、ブックストリートに椅子やベンチが置かれているので、
座り心地の良さそうな椅子を選んで座ってみてください。
そして椅子に座った状態で本棚を見渡してみてください。
そうすると、気になるタイトルの本や自分が普段絶対に読まないような本が目につくでしょう。
そんな本を選んで、パラパラとめくってみてください。
そして次は、近くの棚にある本をまたパラパラとめくってみてください。
すると、1冊目と2冊目に共通点や相違点が見つかるかもしれません。
別に何も見つからないかもしれませんが、それでも大丈夫です。
もちろん違う椅子に移動しても良いです。
エディトタウンとマンガ・ラノベ図書館は当日の出入りが自由なので、
一度外に出てからまた戻ってくることもできます。
そうやって本と本の間にある何かを探すのが、
エディットタウンおすすめの楽しみ方です。
本棚劇場では映像も楽しめる
ブックストリートを抜けると、
突き当たりにあるのが本棚劇場です。
本棚劇場は、約8メートルの巨大な本棚に囲まれた空間です。
ここにも約20,000冊の本が置かれているそうです。
本棚劇場では定期的にプロジェクションマッピングが開催されています。
2023年4月に行った時は、文豪ストレイドックスのプロジェクションマッピングが上映されていました。
電子書籍の時代だからこそ図書館を意識したい
電子書籍は自分が読みたい本を選ぶには最適です。
でもその反面、自分が読みたいと思わない本を読むことはありません。
でも読みたいと思っていなくても、出会うべき本があるかもしれません。
そんな本との出会うことができるのが、図書館の役割ではないかと思うのです。
まるこ
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