香港のコロナ陽性者専用の療養施設での体調管理についてまとめてみた
香港到着後にPCR検査で陽性になった
7月末からから約1ヶ月香港に滞在しています。
到着後3日目のPCR検査で陽性になり、その後軽症or無症状の人が滞在する施設に滞在しました。
滞在したのは、東涌にあるノボテルシティゲート香港です。
ノボテルはフランス系の高級ホテルチェーンですが、あくまでも陽性者専用の隔離施設だったため、行動にかなりの制限がありました。
もし香港に到着してからPCR陽性になったらどうなるかについてまとめてみました。
毎朝健康状態を報告する
滞在中の健康管理として、毎朝10時までに健康状態を報告する必要があります。
所定のQRコードからGoogleフォームのリンクに入ります。
自分の名前・身分証番号などの個人情報を入れたあと、以下の項目を報告します。
- 年齢(60歳未満/60歳以上)
- 持病があるかどうか
- 血中酸素濃度(90%未満/90-94%/95-100%/不適用)
- 熱(38℃未満/38-39℃/39℃より高い)
- 熱が38℃より高い場合の体温を記録
- 呼吸が苦しくないか
- 持続性の胸痛はないか
- 持続性の動機はないか
- 精神的な錯乱はないか
体温と血中酸素濃度は、隔離セットに入っている体温計・オキシメーターで測ります。
薬で治療ができない場合は電話で医師に相談できる
隔離セットには鎮痛剤と中国の風邪薬が入っています。
この薬で済めば問題ないのですが、熱が極端に高い場合や、ある薬だけでの治療が難しい場合などは、電話で医師の診察を受けることができます。
我が家の場合、長女がすこし症状がひどく、軽い味覚障害と結膜炎のような目の充血の症状があったためこの窓口で相談してみました。
すると、翌日午前中に医師から電話がきて、その日のうちに抗生物質やアレルギーなどの薬が届けられとても助かりました。(診療代や薬代については、香港住民であれば無料ですが、それ以外の場合は有料のようです。)
退院するために6日目と7日目の抗原検査の陰性結果を報告する
最後に退院方法について説明します。
所定のワクチン接種をしている場合は6日目の7日目の朝、ワクチン接種をしていない場合は13日目の14日目の朝の抗原検査が陰性であれば、退院することができます。
この6日目の基準ですが、施設に入った日では無く検査結果が出た日が基準になります。
我が家の場合、到着3日目のPCR検査の陽性結果が4日目に出たため、この4日目が「新たな1日目」になりました。転院したのは結果が出た翌日だったので、5泊6日の滞在でした。
2回の抗原検査については、WhatAppでスタッフに結果を送ります(複数人の場合は、どの結果が誰の物か分かるようにします)。
前回のNINAホテルの時は毎日抗原検査をする必要がありましたが、今回は陽性が前提なのでもらえる検査キットは2日分のみでした。
でも、前のホテルの時のキットが余っていたので、5日目に自主的に自主検査をして、本番の検査までに体調を整えることができました。
ホテル自体は快適でとても良かった
私たちはラッキーなことに、とても良い施設で快適に過ごすことができました。ノボテルは外国人の宿泊者も多いためかWifi環境もとても良く、たまっていたリモートの仕事もはかどりました。
健康状態を報告するリストには、他の施設の名前もありました。
その中にペニーズベイの療養施設(Penny’s Bay Community Isolation Facility)があります。
報道によると、ここは中国政府が作った大規模な隔離施設で香港ディズニーランドの近くにあります。
見た目は災害の後の仮設住宅のようで、ネット環境は悪く、何より食事が外国人にはかなり厳しくて、ここだったら耐えられなかっただろうなと思うのです。
まるこ
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