嫉みの感情は人間にとって自然な感情なので「擬人化する」のがオススメ
娘がブスと言われた
娘が学校でクラスメイトの女子からブスと言われたそうです。
このクラスメイトは以前もキモいと言ったりしていて、学校側に改善の依頼をしていました。
その後一旦謝ったそうなのですが、また言い出したようです。
ネガティブな感情
私自身も小学校の高学年にいわゆる「いじめ」を受けたことがあります。
この時からの癖なのかこの人は何故いじめるのだろうかと冷静に考えることがあります。
今回の娘のことに関しても明らかなのは、娘がブスだからブスと言われたんじゃないだろうな、ということ。
おそらく言った本人が何らかのネガティブな感情を持っていて、このネガティブな感情が娘への攻撃的な言葉に反映したものと思われます。
正しい恨みの果たし方
この本を読みました。
この中で、ネガティブな感情「嫉み」「嫉妬」について興味深い指摘を発見しました。
「嫉み(envy)は、自分の持っていない何らかの好ましい価値のあるものを、自分以外の誰かが持っていて、それを自分も手に入れたいと願うとき、その相手に対して生じる不快な感情のこと。
嫉妬(jealousy)は、自分の持っている何らかの好ましい価値のあるものを、自分以外の誰かが持っておらず、それをその誰かが奪いにやってくるのではないかという可能性があるとき、その相手を排除したいと願う不快な感情のこと。
嫉みと嫉妬って厳密には意味が違うんですね。
更に、嫉みに関してはちょっと怖いことも書かれています。
「嫉み感情をすっきり消し去ることができる有効な手段の1つに、嫉みの対象が不幸な目に遭うシーンを見るという方法がある(シーデンフロイデと言う)」。
ここから考えられるのは、そのクラスメイトは、娘に「ブス」と言うことで、自分が持っている嫉みの感情をスッキリさせているのではということです。
嫉みは人間が持つ自然な感情
嫉みは人間の持つ自然な感情で、恥ずかしいことではありません。
むしろそれによって人は成長することができます。
オススメとして紹介されているのが、「ねたみちゃん」といった名前を付けることでその感情を擬人化して自分から離すことです。
他人が憎く思うことがあったら、「ねたみちゃんが暴れ出した」と思って、その感情を許してあげることで、自分が成長できる糧になるのです。
まるこ
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