娘たちに、「女に生まれて良かった!」と思って欲しい~女に生まれてモヤってる!/(著)ジェーン・スー、中野信子

娘たちに、「女に生まれて良かった!」と思って欲しい~女に生まれてモヤってる!/(著)ジェーン・スー、中野信子

自分を「ミー」という娘

娘たちは香港の英語環境で育っているせいか、日本語でも自分のことを「ミー」と呼んでいます。


幼稚園生の時は、「○○(自分の名前)ちゃん」と言っていたのに。

もちろん日本のアニメなどでわたしという言い方は知っています。

何度も指摘しているのに修正する気がありません。

何でわたしと言えないか理由を聞いてみたところ、

ジェンダーで違う言い方をしたくないから

という英語混じりの返事が返ってきました。

英語の一人称は男女差が無い

英語でわたしは男女関わらず ”I“ を使います。

でも日本語だと自分を表す言葉は色々あります。

  • 男性 私(わたくし・わたし)・僕(ぼく)・俺(おれ)
  • 女性 私(わたくし・わたし・あたし)

男性が私を使うのは社会人になってからなので、子供の時にわたしと言うのは女の子に限定されます。

海外が長い娘たちからすると、女の子を表す”わたし“という言い方抵抗があるようです。

女に生まれてモヤってる!

ジェーン・スーさん(コラムニスト)と中野信子さん(脳科学者)の共著である「女に生まれてモヤってる!」を読みました。

おふたりは女性としてかなり成功しているのですが、それでも俗に言う「ジェンダーギャップ」を感じ続けてきたと書かれていました。

私自身もこんな時にモヤモヤを感じてきました。

  • 成績がどんなに良くても評価されないこと。むしろ成績が良すぎると男性に敬遠される。
  • どんなにバカな男よりも、女の方がバカと言われたこと。
  • 就職して男性は企業の中心の仕事、女性はアシスタントの役割になることがある。
  • 帰省した時に男性はずっと飲んでいる横で女性は裏方で働き続けないといけないこと。

男女平等ランキング121位

こういったジェンダーによる差別は日本にいると普通にあり得ます。

日本は男女平等ランキングで121位という不名誉な状況です(2019年)。

ちなみに120位はアラブ首長国連邦で、122位はクェートです。

宗教の規制などによって男女間の待遇に違いのあるように見える中東国と同じレベルなのが現実なのです。

【参考データ】

女に生まれて良かったのか

今の娘の世代だと、今よりもずっとジェンダーギャップが無くなるのかもしれません。

でも娘たちには自分と同じような嫌な思いをを味わってほしくないな。

引退したブルゾンちえみさんのネタじゃないけど、

あー、女に生まれて良かったー!

と言える人生を送って欲しいと願うのです。

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まるこ

2011年~2020年8月まで香港在住。 現在は千葉県在住。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。 上級心理カウンセラー。

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