香港版”アベノマスク”の「CuMask+®」は、賞も取った高機能商品なのに、香港での評判はイマイチ
香港政府からマスクが配られた
日本政府が日本国民に布マスク(通称 アベノマスク)を発送していますが、香港政府からも布マスクが支給されています。
香港の布マスクは申し込み制で、2020年5月6日〜6月6日の間に政府の指定サイトから申請します。
申し込みできるのはマスクは香港IDを持っている12歳以上。
それより小さい子供に関しては学校で子供用の小さなサイズが配られす。
注文してから3日後に配達されました。
CuMask+®
香港で配られたのはCuMask+®と呼ばれる商品。
CuMask+®は、香港理工大学の香港紡織及成衣研發中心(Hong Kong Research Institute of Textiles & Apparel)によって開発された高機能マスクです。
マスクのデザインは、2018年にジュネーブで開催された展示会で金賞を受賞したかなりの優れものです。
中にフィルターが入っている
マスクについているQRコードで性能を調べてみました。
マスクは6層に分かれています。
表面は伸びる薄いニットの素材で、中は肌触りの良いガーゼ素材になっています。
このニットとガーゼの間に薄い白・茶色・白・薄い白の4層のフィルターが入っています。
フィルターは取り外し可能ですが、普段は取り外してはいけません。
(動画のスクリーンショット)
フィルターは微小粒子捕集効率(PFE)や,細菌濾過効率(BFE)が95%以上。
American Society for Testing and Materials (ASTM )の基準でレベル1に相当するそうです。
60回洗える
マスクは1回使う毎に洗濯が必要です。
洗うときの注意事項も動画で紹介されていました。
- 洗剤を入れた桶で手洗いのみ
- 使用するのは水・お湯は使わない
- 中のフィルターを外して洗わない
- 洗った後は絞らないで、タオルなどで水気を取る
60回まで洗濯できて、その後は中のフィルターを交換すればまた使えるそうです。
(動画のスクリーンショット)
【紹介動画】
香港での評判はイマイチ
そんな高機能なCuMask+®ですが、残念なことに香港内での評判はそれほど高くありません。
パンツみたいとか、お婆ちゃんがつけるブラみたいといった見た目のことや、そもそもこのフィルターが大丈夫なのかといった機能性に関するダメ出しもあります。
一部の病院ではこのマスクをした人は入れないそうです。
香港人のマスクへのこだわりが本当に強いことが分かります。
まるこ
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