香港の区議会選挙で民主派が圧倒的勝利したことで、過激なデモの抗議活動が落ち着くことを期待
香港理工大學の警備も少しずつ解除されてきた
先日より大きな抗争が続いている香港理工大學のまわりの通行止めも、少しずつ解除されてきました。
大学の前の道は塞がれたままですが、数日後に通行が可能になると思われます。
キャンパス内に残っているデモ参加者の体調が心配されています。
香港の区議会選挙で民主派が圧倒的勝利
そんな中で久しぶりにほっとするニュースが入りました。
11月24日(日)に実施された香港の区議会選挙で、政府に批判的な考えを持つ非建制派(民主派)が圧勝したのです。
立場新聞の記事によると、議席数は非建制派が388議席で、建制派が59議席。
全体の80%以上の議席を民主派が獲得した形になります。
当選した中には2度の暴行を受けた民間人權陣線(民陣)代表の岑子杰(Jimmy Sham)氏も含まれているそうです。
市民が民主的な政治を求めている
区議会議員は国政への影響力は少ないそうです。
それでも国政への直接選挙権が無い香港において、香港市民が民主的な政治を求めていることを示したことが大きな意味を持つでしょう。
ほっとした
このニュースを聞いて久しぶりにほっとしました。
9月にキャリー・ラム氏が、犯罪者引渡条例の改正案の撤廃を発表して以来かもしれません。
その後同条例の改正案は正式に撤廃になったものの、五大要求を求める抗議活動は終わる気配がありませんでした。
特に最近はエスカレートする勇武派の抗議活動に振り回されて少し疲れていました。
これでしばらくは過激な抗議活動が落ち着くのではないか。
もちろん抗議活動が全て終わることは無いのですが、この選挙結果が香港にとってひとつの大きな進歩となったことは間違いないでしょう。
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まるこ
2011年~2020年8月まで香港在住。
現在は千葉県在住。
好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。
上級心理カウンセラー。
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