香港のデモ活動と共存しつつも、普通の生活をしていこうと思う
香港のデモ活動が長期化
2019年6月からおよそ3ヶ月の間、香港では逃亡犯条例の改正案の撤廃などを目的としたデモが続いています。
逃亡犯条例の改正案自体は9月4日に全面撤廃と発表されましたが、その後も五大要求を掲げるデモが続いています。
香港に住む日本人の多くが、デモに関する情報を定期的に確認することで危険を回避して、うまく共存しながら生活しています。
和你塞
9月22日(日)に、和你塞と呼ばれる市内と空港とを結ぶ交通網を塞ぐデモ活動が行われる予定でした。
以前、この活動によって地下鉄・バスなど全ての交通機関がストップしたため、帰宅困難になりました。
香港のデモ活動の影響を受けて帰宅困難者になった | まるこの香港生活
警察の方も賢くなった
その後は、警備する警察もだいぶ賢くなったようです。
現在は完全に交通をブロックはしていません。22日の市街地から空港への警備はこのようになっていました。
- エアポートエクスプレス
始発の香港駅と香港国際空港までノンストップ。香港駅で搭乗予定の人以外は乗らないように警備。九龍駅と青衣駅は通過。
- 東涌線
当日はデモによる破壊活動で青衣駅が封鎖。九龍駅も一時的に通過。
- バス
香港島からのバスはウエストトンネル(Western harbour Crossing Toll Plaza)のバス停で、九龍半島からのバスはランタオリンク(Lantau Link Toll Plaza)のバス停で、警察による荷物チェック。
- 空港に向かう橋
ランタオ島から空港に渡る橋での検問。
のんびりした東涌駅
このような警備によって、和你塞自体は失敗に終わりました。
当初は東涌駅でもデモが開催されると言われていました。
夕方に買い物に東涌駅に行ってきましたが、いつもののんびりした様子。
地元の方によると、当日は数人の学生さんが平和的に歌う活動をしただけで、破壊活動は無かったそうです。
引き続きデモは続くけど、できるだけ普通に生活しよう
先日香港中に張られたデモ活動家による張り紙(レノンの壁)が、親中派によって一気に剥がされました。
でもすぐにまた別の紙が張られたので、実質”いたちごっこ”の状態です。
次回大きな動きがあると思われるのが、10月1日の国慶節の祝日です。
どうなるか分かりませんが、危険を回避しつつ、できるだけ普通に生活をしていこうと思っています。
まるこ
最新記事 by まるこ (全て見る)
- ポメラDM250を持ち歩くと何か書きたくなる - 2024年4月27日
- 香港からマカオまで、久しぶりに港珠澳大橋のバスを利用した - 2023年12月27日
- リトラル(Restaurante Litoral (Taipa) )/ちょっと中華な気がするのはメニューのせいだろうな - 2023年12月26日