日本のテレビの効果的な使い方で、英語教育を受けている子どもの日本語保持はある程度可能ですが、漢字と敬語は別に学習が必要です
日本のテレビ
香港に住み始めてから8年になります。
子供たちは現地の英語の学校に通っているため、日本語環境を保つことは重要な課題です。
私自身も平日の昼間に仕事をしているため、子供たちは英語に接している時間の方が圧倒的に長いのですが、現時点では話し言葉に関してあまり問題ありません。
その理由のひとつとして、家の中で日本語のテレビを付けていたことが大きかったのではないかと思っています。
テレビは使い方によっては大事な日本語環境になる
テレビは長時間の視聴によるリスクがあるため、ネガティブな印象もありますが、海外においては、日本語環境を維持する最強のツールになります。
各種視聴サービス
海外では日本語のテレビ番組が自由に観られるサービスが色々あります。そういったサービスは日本からするとグレーな部分でもあるのですが、海外在住者の強い味方です。
Eテレが観られたらベスト
視聴サービスを使うことで一番良いのは、なんといってもNHKのEテレが観られることです。
Eテレでは朝と夕方に子ども向けのテレビ番組を放送していますが、子供が小さい時に観られると強いです。
早朝にはおかあさんといっしょ・いないいないばー・ピタゴラスイッチといった良質な番組を揃えているからです。
にほんごであそぼ
その中で一番おすすめしたい番組は、齋藤 孝教授が総合指導をされているにほんごであそぼです。野村萬斎さんの「ややこしやー」で有名なあの番組です。
百人一首やことわざは子供たちにはすこし難しいのですが、意味が分からなくてもその言葉のリズムを体感することで、日本語の感覚を身につけることができます。
今は時間が早朝と夕方の放映になってしまっているので、オンタイムだと視聴が難しいのが難点。
ちなみににほんごであそぼの内容に関しては、DVDや書籍も売られているので、そういったものを日本で買うのも良いですね。
ちなみにうちの子供たちが特に気に入って読んでいたのはこの言葉遊びの本です。
ややこしやや 寿限無寿限無などが載っていて、子供たちはこの本で寿限無を覚えました。
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小学生になったら子供が自分で番組を選ぶ
でもこういったことができるのは、子どもが幼稚園生までです。
小学生になると自分で検索してYoutubeなどを観るようになってしまい、そうすると検索のしやすい英語の番組を視聴するようになります。
ただこの段階でドラえもんや名探偵コナンなど、日本のアニメを観るようになれば、日本語から離れないでいられるでしょう。
書き言葉と敬語は別に学習が必要
仮に日本語を流暢に話すことができた場合でも、書き言葉の学習、特に漢字に関しては別の方法での学習が必要です。
また同じ日本語の話し言葉でも、敬語に関しては普段使う機会が無いため、ある程度の年齢になってからきちんと学ばないといけません。
漢字や敬語に関しては、私自身もちゃんと教えられていないため、今も試行錯誤中です。
まるこ
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