「山道」のお盆祭りを見学して、高架下の坂道でお祭りができることに驚いた~香港のお盆祭り「ハングリー・ゴースト・フェスティバル(盂蘭勝會)」を見学(14)~西區石塘咀街坊盂蘭勝會@石塘咀山道天橋下面空地

「山道」のお盆祭りを見学して、高架下の坂道でお祭りができることに驚いた~香港のお盆祭り「ハングリー・ゴースト・フェスティバル(盂蘭勝會)」を見学(14)~西區石塘咀街坊盂蘭勝會@石塘咀山道天橋下面空地

高架下の坂道

香港のお盆の期間は、農暦の七月一日から三十日の一ヶ月ととても長いです。

2018年は8月11日から9月9日までがこの期間となり、香港の至る所でお盆祭りが行われていました。


今回行ったのは、道路と道路の間の高架下の坂道で開催されたお盆祭りです。

普段の大きなグランドとは全く違う中で、地元の人の暖かみを感じるお祭りを見ることができました。

ヤマミチでなくてサンドウだった

このお盆祭りは、私のお祭りの先生Yさんから教えて頂きました。

山道でお祭りをやっていると聞いて、最初は「どこのヤマミチですか?」と思わず聞いてしまいました。

でもその後場所を教えて頂いて驚きました。

ヤマミチでなくて、山道(サンドウ)と呼ばれる名前の通りだったのです。

香港大學駅

最寄り駅は地下鉄の香港大學駅です。

駅のB2出口を出て右を見ると、すぐに山道を見つけることができました。

高架下の坂道

本当に道路の真ん中でお祭りが行われていました。

厳密には道路と道路の間にある車の走らない敷地で、しかも真上には別の道路が通る高架下です。

双方の道路自体は封鎖していなくて普通に車が走っていました。

坂の下は魂を弔う場所

お祭りは主に2つの敷地に分かれていました。

まずは坂の下から中に入ることにしました。

まず目に付くのが三官大帝と書かれた場所です。

そして奥には米棚がありました。

米棚の脇にはお供えが山の形になったものが並べられていました。

入って左に、孤魂台・附薦台があって、その奥に大士台がありました。

正面にはお経を唱える経師棚があります。

この坂の下は主に亡くなった魂を弔う施設が並んでいました。

坂の上は神様や亡くなった魂が楽しむための場所

そして次は坂の上の方に行きました。

坂の下に向いているのは、神様に捧げる為のオペラが行われる神功戲棚です。

そして神功戲棚の向かいには神様のいる神棚(天地父母棚)があります。

蟠龍大香と呼ばれる大きなお線香も並んでいます。

ちなみに蟠龍大香の後ろに描かれた可愛らしい絵は、元々高架下に描かれているもので、祭りとは関係ありません。

金榜は道路の向かい

そして寄付をした人の名前などが書かれている金榜は、道路の反対側にありました。

狭いけど暖かみのある祭り

ここでは香港の狭い敷地をうまく利用してお祭りが行われていました。

来年はこの山道のお祭りを夜に見に行きたいなぁと思っています。

The following two tabs change content below.

まるこ

2011年~2020年8月まで香港在住。 現在は千葉県在住。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。 上級心理カウンセラー。

広告