深水埗から界限街のスタート地点まで歩いた〜香港歴史散歩@界限街(前編)
界限街を散歩
香港には界限街(Boundary Street)という変わった名前の通りがあります。
界限街は九龍半島のから九龍塘までの約3㎞の距離を東西に横切っている通りです。
以前から気になっていたこの通りを、深水埗から九龍塘方面に散歩してきました。
この通りを3回に分けてご紹介します。
今回は界限街の歴史と通りのスタート地点までの道のりを振り返ることにします。
界限街の歴史
界限街は19世紀から20世紀の香港にとってとても重要な役割を持っていました。
1841年にイギリス軍が香港に上陸してその領有を宣言し、その後香港島がイギリス領となりました。
更に1856年に勃発したアロー戦争によって九龍半島の南部もイギリス領となりました。
九龍半島の北部である新界地区はその時点では清の領土でしたが、1898年よりイギリスの租借地となっています。
界限街はこの九龍半島の租借地であった九龍北部北部とイギリス領であった九龍半島南部を分けるための通りなのです。
南昌街
今回の散歩の出発地点は深水埗の汝州街(Yu Chau Street)にある繋がった三太子宮と北帝廟です。
実は2つの寺院だった~三太子宮と北帝廟@香港歴史散歩@深水埗 | まるこの香港生活
汝州街をまっすぐ進んで、南昌街を右に曲がってからしばらく進みます。
深水埗の古い町並みが垣間見えます。
スタート地点
しばらく歩くと、正面が突き当たりになっていてその上を高速道路が走っています。
その左側に細い道があります。
この黄色とオレンジのビルの手前の斜めの細い道です。
ここが界限街のスタート地点です。
界限街が出来た当初はこのあたりが海岸線だったそうですが、今は埋め立てられているので、陸地はここからだいぶ先になります。
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まるこ
2011年~2020年8月まで香港在住。
現在は千葉県在住。
好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。
上級心理カウンセラー。
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