新型コロナウイルス対策で塩素系の漂白剤を薄めた稀釋漂白水が大活躍
塩素系漂白剤
香港で新型コロナウイルスの感染が確認された1月末、ドラッグストアやスーパーで塩素系漂白剤の在庫が一気に無くなりました。
塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムの成分の入った漂白剤です。
2020年4月現在は在庫が戻っています。
Cloroxや花王のハイター(Bleach)などは大人気で、スーパーや薬局などで大量に置かれています。
香港は漂白剤で消毒するのが一般的
漂白剤は日本だと食器の黒ずみや衣服のシミを取ったりとした使い方がメインです。
でも香港では漂白剤を水で薄めた稀釋漂白水で家中を除菌するのに良く使われています。
香港に住み始めてから10年目になりますが、最初は様々な場所の掃除に塩素が使われているのに驚きました。
香港人の同僚に聞いたところ、2003年に大流行したSARSの時に漂白水が広く伝わって、それ以降一般的になったそうです。
最近はコロナウイルス対策で、エレベーターのボタンや地下鉄の車内の手すりといった様々な場所を漂白水で消毒しているのを見かけます。
1:99稀釋漂白水と1:49稀釋漂白水
香港の衛生署のサイトによると、漂白水には1:99稀釋漂白水と1:49稀釋漂白水があるそうです。
1:99稀釋漂白水は漂白剤1:水99の割合で作るもので、一般的な身の回りの消毒に使います。
これより濃度の濃い1:99稀釋漂白水は漂白剤1:水49の割合で作るもので、嘔吐物の処理などより殺菌の効果が必要なときに使います。
花王のサイトでも紹介されている
花王のキッチンハイターのサイトで消毒液に関する説明が書かれていました。
このサイトを読んではじめて知ったのが、ハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムの濃度が使わないと容器の中でどんどん少なくなること。
購入から3ヶ月以内のハイターで作る方法をまとめてみました。
- 次亜塩素酸ナトリウム0.05%・・・・水1リットルにキャップ0.4杯(10ml)のハイター
- 次亜塩素酸ナトリウム 0.1%・・・・水1リットルにキャップ0.8杯(20ml)のハイター
この0.05% が1:99稀釋漂白水 、0.1% が1:49稀釋漂白水とほぼ同じ濃度になることが分かりました。
まるこ
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