ミッドレベルの白亜の大聖堂を探索〜聖母無原罪主教座堂(The Cathedral of the Immaculate Conception)〜香港歴史散歩@中環(セントラル)
ローマ・カトリック教会の大聖堂
一言にキリスト教といっても、その宗派によって教義も違います。
今回ご紹介するのはミッドレベルにあるローマ・カトリック教会の大聖堂(カテドラル)です。
この大聖堂はその名前も難しいです。
坂を上っていきます
前回の続きです。
己連拿利(Glenealy)をセントポール教会沿いに進んで行きました。
この道はかなり急な坂なので歩道が階段になっています。
そして突き当たりの三叉路のようになっている場所で右に曲がりました。この辺りには高級車が何台も停まっていました。
地下道を通って大通りの向こう側に渡ります。
大通りに出たあと再び坂が始まりました。
だんだん息がが切れてきました。
この坂はどこまで続くのだろうかと思っていると、左側に香港公園の入口が見えてきました。
正面に車がUターンできるラウンドアバウトがありました。大聖堂はこのラウンドアバウトを右に曲がったところに見えて来ました。
真っ白な美しい大聖堂です。
この建物は聖母無原罪主教座堂(The Cathedral of the Immaculate Conception)と呼ばれています。
聖母無原罪主教座堂(The Cathedral of the Immaculate Conception)
聖母無原罪主教座堂は1888年に建てられたローマカトリック教会の大聖堂です。
高さは23.7m、幅が 42mで奥行きが82mです。
この大聖堂は以前行った銅鑼灣のセントポール修道院教会と同じで、教会を取り囲むように学校などが建てられています。
そういった建物が大きな塀のようになって教会を守っているようです。
聖母無原罪主教座堂は香港の1級歴史建築として登録されています。
また2003年のユネスコのアジアバシフィックの文化遺産保護の賞も受賞しています。
無原罪の御宿りとは
聖母無原罪主教座堂は、日本語に訳すと「聖母マリアの無原罪の御宿り大聖堂」といった意味になります。
この大聖堂の名前である、「無原罪の御宿り」というのは「無原罪懐胎」とも言って、聖母マリアが神の計らいによってイエスを身ごもり原罪は無かったというもので、カトリックの重要な教義です。
前回とりあげた聖公会ではこの考え方は認められていません。またプロテスタントの場合は聖母マリア自体を崇敬(すうけい)する考え方もありません。
キリスト教でも色々違いがあるのですね。
聖母マリア像
カテドラルの周りを歩いてみると聖母マリア像がありました。
このマリア像は木製で、1955年に信者の学生から寄贈されたものなんだそうです。
このマリア像の前にはベンチが置かれているので、座ってマリア像をじっくり観察することもできます。
まるこ
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