羞恥心と向き合うのはやっぱり難しい~ネガティブな感情の魔法/ブレネー・ブラウン著
感情について色々と考えています
最近一般的な自己啓発本はしっくり来ていないのですが、これなら読めるかと思ったのがこちらの本です。
前向きな目標達成思考だけでは難関を乗り越えられない
著者は2回のTED TALKで有名です。
Brené Brown: The power of vulnerability | TED Talk | TED.com
Brené Brown: Listening to shame | TED Talk | TED.com
この2回の講演を聴いてから書籍を読むと、本で取り上げている「恥」「羞恥心」についてより深く理解することができます。
「羞恥性」というやっかいな存在
羞恥心というのは本によると「自分には欠点があるので、愛される価値や人とつながる価値がない」という悲観的な思考から生じる痛ましい感情や経験のことです。
羞恥心は誰もが持っていますがそれについて話すことを嫌がります。
羞恥心と罪悪感の違い
また羞恥心と罪悪感の違いについても述べられています。
罪悪感は、「私は悪いことをした」と自分の行為を責めることです。
一方羞恥心は「私が悪い」と自分自身を責めます。
羞恥心は成長どころか人の向上を蝕むと著者は述べています。
自分にとっての恥は母親らしくないこと
自分にとっての「恥=羞恥心」って何だろうと考えてみました。
やっぱりすぐに出てくるのが「母親らしく無いこと」だろうなと思っています。
料理とか片付けとか苦手だし人づきあいも得意ではありません。
自分では一生懸命取り組んでいるつもりなのですが、全てが大雑把なので、目が行き届かないことも多いです。
ドジで許されるのは若いときだけ
少女漫画の世界で良くあるパターンは、一生懸命だけどドジな女の子が主人公で、イケメンで手先の器用な男の人が出てくるというもの。
でもそれって若いから許されるだけでこと。
ドジで不器用なオバサンに対して世間はとても冷たいのです。
私は頻繁に自分のダメ母ぶりを表に出していますが、私や夫をよく知っている人以外にはよく思われていないようです。
私も何とかしたいと思いつつ出来ないのです。
こんな自分を受け入れられる日は来るのだろうかと悩んでしまうのです。
三笠書房
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