たかが家族、されど家族 - 家族という病/下重暁子著を読んで
「家族という病」という本を読みました
以前からベストセラーになっているという情報だけはあったのですが、読んでいなかったこの本。
読んでみて色々と考えさせられました。
こういった本は嫌いではない
私は一応母親ですが、こういった家族を斜めから見るような作品は嫌いではありません。
私自身が理想的な家族をうらやましく思いつつ、一方でひがんでいる部分があるからです。
読んでみて、家族に関する2つの映画を思い出しました。
この本を読んで、以前観た家族に関する2つの映画を思い出しました。
1.空中庭園
私の好きな小説のひとつである「空中庭園」が映画化されたもの。
主演はキョンキョンでなんとお母さんの役。
家族内で一切隠し事はしないというルールがあるにもかかわらず、実際は母親も含めて家族全員隠し事をしているという話です。
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2.ステイ・コネクテッド
この映画は日本の劇場で上映はされていないのですが、DVDのみ販売されています。
この映画には、ティーンエイジャーの子供を持つネット依存に陥る家族が出てきます。
お父さんが息子の観たネット(アダルト画像など)の履歴をチェックしたり、お母さんが娘のSNSを全てチェックして不適切と思われる友人からのメールを事前に削除するシーンなどが出てきます。
ステイ・コネクテッド〜つながりたい僕らの世界 – Wikipedia
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これらの映画は、理想の家族を描こうとするが故に反対に壊れていってしまう家族を描いています。
たかが家族、されど家族
私にとって家族って何だろうかと考えたときに出て来た言葉が、
「たかが家族、されど家族」というもの。
家族の中で色々問題も起こるかもしれない。
それでもやっぱり家族なのではないかということです。
上記にあげた2つの映画も、最終的にはきちんと家族としてやっていくという終わり方をしています。
著者の下重さんも、複雑な家庭環境の中で、自分なりに家族に対して向き合ってきたことが書籍からも伝わりました。
表面的には理想的な家族像とはほど遠いかもしれない。
でも、それが私たちにとって大事な家族なのですね。
最後に
母親として家族に関して考えていること。
今後自分が親として子供に何をしてあげられるかは分かりません。
ただ、こうあろうと思っていることがあります。
それは子供が困ったときには「どんな時でも子供の味方でいよう」ということ。
他のことは出来ないかもしれないけど、それだけはしていこうと思っています。
まるこ
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