実家にあった80年前の世界地図で、いろんな発見をした
80年前の世界地図
娘の宿題のために、先日実家に行ってきました。
父(娘からだと祖父)の生涯についてまとめる宿題のために、インタビューをしに行ったのです。
父は満州からの引き揚げ者なのですが、父がずっと大切にしていた地図を出してもらいました。
昭和14年(1939年)に発行された小学生用の世界地図です。
昭和14年と言えば第二次世界大戦が始まった頃です。
太平洋戦争は1941年なので、日本だと戦前、海外だと戦中にあたるこの時期。
この世界地図で色んな発見をしたので、ご紹介しますね。
文字を右から書く時代
まず驚くのが、この時代は文字を右から左に書いていたことです。
文字が英語と同じ左から書くようになったのは第二次世界大戦以降なので、この本は貴重な「右から文字」になります。
地域ごとの違い
次に、それぞれの場所での違いをまとめてみました。
古い本なので著作権は無いと思うので。
1 アジア
・中国・・・中華人民共和国の前なので国名は志那です。Chinaはこの支那から来ます。
・東北部に満州国があります。
・朝鮮半島は日本の統治下になっています。
・インドも独立前なので英領印度と書かれています。
2 ヨーロッパ
・ドイツの国旗を見ると・・・ナチスのヒトラーが統治している「ドイツ共和国」でした。
戦後に変わった国もあります。
・バルカン半島の「ユーゴスラビア」。
・「ソビエト連邦」(旧ロシア)ももうありません。
その他東ヨーロッパの国はだいぶ変わっていますね。
3 アフリカ大陸
・ローデシア・・・かつてあったローデシア。旧イギリスの植民地で、白人が権力を握っていた国でした。(現在のジンバブエ)
4 アメリカ大陸
他の国に比べて変化が少ないのが、南北アメリカ大陸です。
実際の地図を見ると歴史が現実に感じる
こういった国って、歴史の教科書の中にしか無いと思っていました。
でも実際の地図を見ると歴史が現実にあったものだと実感します。
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まるこ
2011年~2020年8月まで香港在住。
現在は千葉県在住。
好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。
上級心理カウンセラー。
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