忘れ物を日本に発送するために、香港国際空港内の禁断のエリア「貨物地区」に強引に突入した
ポケットWIFIをうっかり持ち帰ってしまった
先日子供だけで全日空の飛行機に乗って日本に帰省しました。
子供たちを無事に出国させてから帰宅する途中の15時30分。
自分のリュックの中に、本来ならあってはならないものを見つけました。
それは子供たちが日本で使うはずだったのポケットWifiです。
この日は香港国際空港でUroamingのPortable Wifiをレンタルしていました。
本来であればレンタルしたあと娘に渡さないといけないのに、うっかり自分のリュックに入れてしまっていたのです。
別のWifiを日本で借りようか、プリペイドSIMカードを通販で買おうかなども考えました。
でも子供は慣れているものでないと混乱すると考えて、急遽クーリエで発送することにしました。
家に戻って作戦会議
一旦家に戻ってからインターネットでまだ営業しているクーリエ会社を探しました。
Googleで調べたところDHLは土曜日は16時でクローズするため間に合いません。
でもフェデラルエクスプレス(フェデックス)なら18時まで営業していることが分かりました。
一番締め切りが遅いのは空港
香港内には幾つかフェデックスの事務所がありますが、今回は空港敷地内にある事務所に行ってみることにしました。
一般的に市内で集荷された荷物は、空港内のオペレーションセンターに運ばれて、そこで仕向地ごとに分けられてそれぞれの便に搭載されます。
市内にあるフェデックスの事務所で受付ができたとしても、「もう集荷時間は終わっているので発送は来週になります」と言われる可能性もあります。
集荷した荷物が集まる最終地点に直接持ち込めば、早い便に載せてもらえるんじゃないかと考えたのです。
そうと決まれば善は急げなので、ポケットWifiを小さな箱に入れて、半分嫌がる夫を無理矢理連れてでかけました。
亜洲空運中心
家をでてからタクシーに乗り込んで、香港国際空港の貨物地区に向かいました。
Fedexがあるのは、貨物地区内にある亜洲空運中心(ASIA AIRFREIGHT TERMINAL)と呼ばれる大きな上屋です。
関係者以外の立ち入りができないのではと心配しましたが、入り口で警備員に熱だけ測られましたが、普通に入館できました。
フェデックスにたどり着けない
次にGoogleに乗っていたフェデックスの事務所に向かったのですが、単なるトラックの荷下ろしのスペースがあるだけで事務所までたどりつけません。
施設内をうろうろしていると、フェデックスのジャンパーを来た作業員が休憩を終えて戻るのを見かけました。
これはチャンスと声をかけて、受付まで連れて行ってもらえることになりました。
FEDEX とTNT の上屋に到着した
大型トラックが行きかう貨物地区。
週末なのでトラックの数はかなり少なめですが、それでも歩くときは注意が必要です。
奥にはTNT とフェデックスの2つの会社がありました。
TNTはヨーロッパに強いクーリエ会社でフェデックスはアメリカ系です。
業務提携を進めていますがまだ別会社扱いです。
私たちが声をかけたスタッフはTNT出身の方らしい。
受け付けられるか聞いてもらったのですが、登録した企業の貨物のみ取り扱っているらしくて、一般の貨物は取り扱っていないそうです。
そのため向かいにあるフェデックスの方に向かいました。
上屋の隅に小さな事務所があって、カウンターまであるのでここは期待大。
発送ができるかどうか聞いてみると、できることのこと。
助かりました!
AWBとインボイスの記入
ここからは発送の準備です。
ポケットWIFIは小さな箱にいれて持ち込んだので、これを専用のバッグに入れてもらいました。
Air Waybill(AWB)と呼ばれる運送状と荷物の明細を記入するインボイスのブランク用紙が渡されたので、夫と手分けして記入しました。
そして無事に書類を書き終わり、クレジットカードで支払って無事に手続き終了です。
気づいてから1時間半で手続き完了
時計を見るとちょうど17時でした。
リュックの中のWIFIを見つけてからちょうと1時間半で出荷手続きが全て終わりました。
子ども達はまだ大阪に向かう飛行機の中です。
関空に着いてからあるはずのポケットWIFIが無いことにあせっているだろうな。
しばらくは娘たちに責められるだろうなと思いつつ、家路につきました。
今回はかなりイレギュラーなケースなので、一般の方はくれぐれも真似しないでください。
こんなエリアに立ち入る一般人はいないと思いますが(笑)
まるこ
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