香港の披露宴に初めて出席しました
香港人の元同僚の結婚披露宴に出席しました。
香港に住んで5年経ちますが、披露宴に出席するのは初めてのことです。
とても貴重な体験が出来ました。
香港と日本の披露宴の違い
香港と日本ではその結婚式のスタイルがかなり異なります。披露宴に関して違うなぁと思った点をまとめてみました。
披露宴の始まる時間が遅いです
香港人の結婚式は始まりの時間が遅いと言われています。その理由は、香港人の結婚式が日本と違って一日がかりだからです。
結婚式の流れ
通常の結婚式はこのような流れになります。
- 新郎が新婦を新婦の家に迎えに行く。
- 新婦を連れて今度は新郎の家に行く。
- ティーセレモニー
- 登記処で結婚式。ここで籍を入れる 。
- 披露宴会場の開場・・・今回は17:00 写真撮影
- 披露宴開始 ・・・今回は20:00開始
全ての工程を同日にしない場合もあるそうです。
また原則は新郎が新婦の家に迎えに行くというルールがありますが、ホテルに宿泊する場合もあります。
私はせっかくの機会なので、ちょっと麻雀を覗きたかったのですが間に合いませんでした。
披露宴は20:00に開始ですが、食事が出るのは少し後です。
今回は20:20に司会の方の挨拶と馴れ初めのビデオを流し、20:30分に新郎新婦が入場してケーキカットをしました。
食事が開始したのは20:45分くらいです。
夫に聞いたところ、これはかなり早いそうです。
遅い場合は、21時過ぎても食事が始まらないそうです。
ブライズメイドとグルームズマン
ちなみに香港の結婚式では、友人などがブライズメイド(新婦付添人)とグルームズマン(新郎付添人)として朝から晩まで大活躍します。
このシステムは西洋のものという印象が強いので、初めて香港で見たときはとても驚きました。
お祝儀は日本より安めです
お祝儀ですが、日本よりは全般的に安めです。
個人だと500香港ドル(約7,000円)で、会社の上司だと1.000ドル(約14,000円)というのが日本人の間で言われている相場です。お友達だと300ドルくらいの人もいるようです。
封筒はお祝いの封筒もありますが、あまり形式はこだわらないでらしく、私は日本ののし袋に名前を書いて出してしまいました。
またお金をそのまま持って来る人のために受付に赤や紫の封筒も置いてありました。
お祝儀は受付で渡す場合と本人に渡す場合とあるそうですが、私は披露宴が始まる直前に来たので受付で渡しました。
カジュアルな格好の人も多いです
当日の服装ですが、若い女性はみんな着飾っていましたが、それ以外は比較的カジュアルでした。
ご年配のおばちゃんは買い物に行く様な格好でした。
定番の料理が出てきます
結婚式などお祝いの席では、食事にある程度のルールがあります。
料理は全て大皿で出てきて、それを給仕の方が取り分けて下さったのですが、料理が出てすぐに作業が始まるので、何回か手が写り込んでしまいました。
・お祝いの料理の最初に必ず出て来る子豚の丸焼きです。
・こちらはエビと野菜のいためものです。
・こちらはエビ団子のフライです。
・豚ミンチ肉のキュウリ巻です。
・タケノコと燕の巣の海鮮スープです。
・アワビの煮物です。
・蒸したガルーパです。
頭の部分は別にテーブルに置かれました。ほおの部分など食べたい人はここからとって良いそうです。
・ローストチキンです。
・ホタテの貝柱と卵白と生姜のチャーハン と アワビの焼きそば です。
最後にデザートです。
・小豆のスープとナッツのクッキーです。
・そしてマンゴー味のお団子です。
みんなが帰り出したら終わり
終わりの挨拶のようなものはありません。あったのかもしれませんが分かりませんでした。
その代わりに最後のデザートが出たらそれが終了の合図になります。
みんながぞろぞろと外に出だしたら終了です。
最後に 〜 日本の歌が多く流れていました
今回の披露宴で気になったのはその流れている音楽です。
今回は新婦がかなりの日本通なので、香港人同士の結婚式だったにもかかわらず日本の曲が多く流れていました。
通常はどんな曲が流れているか気にしませんが、今回は披露宴自体が広東語でほとんど理解できなかったため、おのずと理解できる日本語の曲に耳がいってしまったというのが本音です。
私の覚えている限りですがこのような曲がありました。曲も結婚式の定番ソングから、最近の月9の曲まで様々です。
- CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
- 愛唄 GReeeeN
- そばにいるね 青山テルマ
- RPG SEKAI NO OWARI
- 好きな人がいること JY
また日本語ではないのですが、サザンオールスターズの「真夏の果実」の中国語のカバー「毎天爱你多一些」も流れていました。この曲は中華圏では知らない人のいない名曲です。
唄っているのは香港の四天王の一人である、張 学友 (ジャッキー・チュン) 。
タイトルの日本語訳は「毎日君をもっと愛したい」という意味で、歌詞も題名と同じようにかなり甘いので(笑)、結婚式にピッタリですね。
まるこ
最新記事 by まるこ (全て見る)
- ポメラDM250を持ち歩くと何か書きたくなる - 2024年4月27日
- 香港からマカオまで、久しぶりに港珠澳大橋のバスを利用した - 2023年12月27日
- リトラル(Restaurante Litoral (Taipa) )/ちょっと中華な気がするのはメニューのせいだろうな - 2023年12月26日