子どもが「ユーチューバーになりたい」と言い出したらどんなアドバイスができるか、海外在住ブロガーの視点で5つにまとめてみた
子どもはYoutubeが好き
ユーチューバーは小学生の子どものなりたい職業ランキングの上位にあるそうです。
わが家の娘も良くYoutubeを視聴していて、ユーチューバーになりたいという言葉も何回か聞いたことがあります。
子どもの夢は、かつて自分たちの世代が「アイドルになりたい」とか「野球選手になりたい」といったことと一緒なので、そのはとんどがまだ曖昧とした夢です。
そもそも子どもたちが年頃になったときにユーチューバーという職業が存在するのかも不明です。
でも仮に子どもがユーチューバーになりたいと言い出したらどんなアドバイスができるのか、2年半で1000記事を書いたブロガーの視点でまとめてみました。
ちなみにこのユーチューバーというのは、それで生計を建てているというのではなく、素人で動画を配信している人も含めます。
将来ユーチューバーになりたいと言い出した子どもへのアドバイス
1.自分の顔出しに責任が持てる年齢になってから始めさせるか、そうでない場合は親が管理する
ブログと動画配信の大きな違いのひとつとして、ブログは匿名でも可能ですが、動画配信はどうしても顔出しが伴うことがあります。
もちろんテーマによっては顔出しが無くてもできますが、顔出しの方が圧倒的に信頼性が高いです。
私個人としては、Youtubeは自分で顔出しに責任を持てる年齢になってから始めるべきだと思っています。そのため具体的な年齢は最低でも18歳です。
ただお子さんがどうしても始めたいという場合は、親がプライバシーに関して留意して管理をすべきでしょう。
2.自分がやりたいことを配信する
ふたつめはあくまで自分のやりたいことを配信するということです。
以前ユーチューバーのはじめしゃちょーさんが、「やりたいことだけをやっている」とテレビで言っているのを聞いてなるほどと思ったのですが、この自分がやりたいかやりたくないかということが配信で一番大切なことです。
このネタだと視聴数が伸びるといった打算だけで配信すると内容もつまらないものになるので、自分が楽しめるものを配信することが大切です。
3.定期的に更新する〜できれば毎日
3つ目は定期的な配信です。
以前読んだこの本の中で、HIKAKINさんが「毎日夜7時に配信している」と言っていたのが印象に残っています。
毎日配信している人は多くいますが、時間を確約するのは大変なことです。毎日新しい動画を決まった時間に配信することが、ファンへの信頼につながっているのでしょう。
ここまですることはできないまでも、できれば毎日、無理でも週に一度は新しい動画を配信するといったように、配信を習慣化すると良いでしょう。
4.他人に反対されることを前提にする
そして4つめは他人に反対されることを前提とすることです。最初のうちは周りから応援されることは無いと思っておいた方が良いです。
自分がやりたいことを続けるのには多くの犠牲が伴います。
「そんなことをやって何になるんだ、もっとその時間を有意義なことに使え」と周りから思われても続けるずうずうしさが必要です。
5.動画のタイトルに英語を入れる
そして最後ですが、実はこれが一番大切なのですが、動画のタイトルに英語を入れるということです。理由は明確で英語の方が圧倒的に視聴者数が多いからです。
文部科学省がまとめたデータによると、日本語を母語とする人口は1億2500万人です。
その一方で英語を母国語とする人口は4億人ですが、それ以外に英語を公用語とする人口を含めるとなんと21億人にもなります。
その差はなんと20倍です。
・元データ↓
海外では数多くの有名なユーチューバーがいて、その多くの母国語は英語でなくても英語で配信をしています。その理由はその方が圧倒的に視聴者数が多いからです。
そのため一番良いのは、動画自体を英語で作ることです。英語はハードルが高いと思いますが、子どもが英語を勉強するモチベーションにもなるので挑戦する価値はあるでしょう。
でもそこまでしなくても動画のタイトルに英語を混ぜるだけなら簡単です。
自分の動画を海外から検索してもらえれば良いのです。
非言語表現が70%
ここまで書いて「お前は日本語でブログを書いているでは無いか」と思われる方もいるかもしれません。
ブログは写真はあるものの、基本は「言語表現」がメインなので言葉の壁が生じます。
それに対して、動画は言葉以外の非言語表現が大半を占めます。
日本の非言語表現についてのスペシャリストである、国際パフォーマンス協会の佐藤綾子さんのデータを引用します。
【パフォーマンスの構成要素】
- 言語そのもの・・・30%
- 非言語表現・・・・70%
(参考文献)
講談社
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ここでいう非言語表現というのは、声などの周辺言語・タイム&タイミング・モノによる自己表現・色彩・空間の使い方・身体表現・表情などのことです。
つまり別に言葉の意味が理解できなくても、それ以外の要素が70%なので、内容を理解するには十分であるということです。
ここから言えることは、英語がそれほどできなくても、タイトルに検索で外国人が見つけてくれるワードを英語で書いて、非言語表現で言葉以外の要素を理解しやすくしておけば、外国人が視聴してくれることは十分にあり得るということです。
前述のHIKAKINさんは、ヒューマンビートボックスと呼ばれる海外に通用するネタを持っています。
またピコ太郎さんは、英語だったから億単位の再生数を出したのです。
ユーチューバーになりたいと言ってきたら英語を勉強させる絶好のチャンス
もし子どもがユーチューバーになりたいと言いだしたら、それは英語を勉強させる絶好のチャンスかもしれません。
動画配信はブログより世界中の人にアクセスしてもらえるチャンスが圧倒的に多いのです。
まるこ
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