あんなにいたサルはどこに行った!?小雨の朝に金山郊野公園の4つの貯水池をまわってみた
金山郊野公園
金山郊野公園(Kam Shan Country Park)は、九龍半島ではじめて建設された九龍ダム(九龍水塘)を中心とした公園です。
別名サル山(モンキーヒル)と呼ばれていて、約1800匹の野生のサルの生息地としても知られています。
金山郊野公園には九龍水塘だけではなくて、合計で4つの貯水池があります。
先日足を運んだばかりだったのですが、前回はあまりにもサルが多すぎてダムの見学を途中で諦めてしまいました。
土曜日の午前中に少し時間ができたので、リベンジと思ってもう一度この金山郊野公園に行くことにしました。
サルがいない!?
公園内に入って驚きました。
前回あれだけ沢山いたサルが全く見られません。
あれ?
サルたちはどこに行ったのだろう?
この日は朝から小雨がパラパラ降っていました。おそらく当日の天気が悪かったことと人がいないことで、山から降りてこなかったのでしょう。
サルは賢いですね。
ひとつめの貯水池-九龍水塘
まずは前回も行った九龍水塘(Kowloon Reservoir)です。
九龍水塘には2つのダムがあります。
・九龍水塘溢洪壩(Spillway Dam)・・法定古蹟
・記録儀器房(Recorder House)・・法定古蹟
・九龍水塘主壩( Main Dam)・・法定古蹟
・水掣房(Valve House)・・法定古蹟
バルブハウスには建設された1910年の文字が刻まれています。
下流にもうひとつダムが見えますが、これは今回のお散歩の最後にまわる予定の九龍副水塘です。
今回はサルの誘惑がなかったので、ダムを渡ってそのまままっすぐ進んでいきました。
相変わらずサルはいませんが、こんなサルのオブジェはありました。
ふたつめの貯水池-石梨貝水塘
途中で山道に入りました。
少しここで緩やかな坂道や階段が続くのでちょっとしんどいです。
階段の先にあるのが、ふたつめの貯水池である石梨貝水塘(Shek Lei Pui Reservoir)です。
1923-25年に建設されました。
・石梨貝水塘水壩(Shek Lei Pui Reservoir )・・2級歴史建築
・石梨貝水塘水掣房(Valve House)・・2級歴史建築
気になる階段がありました。
このまま進むと、ダムの中に入り込んでしまいますね。
水量を測るためのものでしょうか。
この先にあるダムを渡りました。
真下を覗くと結構怖いです。
3つめの貯水池-九龍接収水塘
ダムを渡った後は、今度は左に曲がって坂をどんどん下っていきました。
その先に3つ目の貯水池である九龍接収水塘(Kowloon Reception Reservoir)があります。1926年に建設されました。
ここは残念なことにあまり良く見えるポイントがありませんでした。
4つめの貯水池-九龍副水塘
貯水池を超えて更に道を下っていきました。
すると正面に大きなダムが見えてきました。
最初のダムの下流に見えていた4つ目のダムの九龍副水塘(Kowloon Byewash Reservoir)です。
九龍副水塘は1931年に完成しました。
・九龍副水塘水壩(Dam)・・2級歴史建築
・九龍副水塘水掣房(Valve House)・・2級歴史建築
元のバス停に戻った
ここから緩い上り坂を進むと、元のバス停に到着しました。
ここに来てようやくサルが何匹か見えました。
人のいるところにサルがいるというのは本当ですね。
【今回歩いたルート】
【政府の公式サイト】
まるこ
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