子育ては日本より香港でした方がずっと楽だと思う3つの理由
海外での子育て
香港に住むようになって8年近くたちました。
子育て暦は約12年になりますが、そのうちの3分の2は香港だったことになります。
「海外での子育て」といっても、たいしたことができている訳ではありませんが、個人的には子育てを日本で無くて香港でして良かったと思っています。
香港の子育ての方が楽だと思う3つの理由
香港での子育てが日本より楽だなと思う理由としては主にこの3つがあげられます。
1.お手伝いさんが雇える
ひとつ目の理由はアマさんと呼ばれるお手伝いさんを雇うことが可能だということです。
お手伝いさんは日本だと金持ちしか縁の無い世界ですが、香港の家庭には当たり前のようにお手伝いさんがいます。
私自身は自分が外で働くためにやむを得ず雇いましたが、お金に余裕のある家や子供が多い家では、奥様が主婦でも雇うことがあります。
家の中に他人がいることによる弊害はあるものの、苦手な片付けなどのサポートが受けられるのはありがたいです。
2.パパが子育てに積極的に参加
香港に来て驚いたのが、香港の家庭ではパパの子育て参加率が異常に高いことです。
日本でもイクメンという言葉がありますが、それでも日本の場合は「育児は母親の仕事」であることが前提です。
でも海外の場合は、育児は両親の責任という認識が高いように思います。
また日本では教育ママという言葉がある通り、子供の教育に関しても母親が責任を持つ傾向がありますが、香港人や香港に住む欧米人は、教育に関してはむしろ父親が責任を持っているように感じます。
例えば学校の説明会などは夫婦参加が当たり前です。
子供の学校行事が平日になった場合でも、仕事を休んで参加するパパがほとんどです。
そして一番驚いたのは学校の先生との面談です。
さすがに平日の面談の場合は母親が多いものの、土曜日の場合は圧倒的に父親が面談に参加する率が高いのです。
3.子供と母親にやさしい社会
1と2は、主にアマさんを雇うことができて外国人の社会の中にいる場合が前提です。
それでは駐在員の妻(駐妻)として香港に渡り、家事と子育てを一手に引き受けている場合はどうでしょう。
その場合でも香港の方が良い理由があります。
それが3つ目の理由である「子供と母親にやさしい社会」です。
香港では子供を大切にします。
日本のようにベビーカーで電車に乗って白い目で見られるなんてことは一切ありません。
むしろ香港人は赤ちゃんが大好きなので、にこにこした目で見られることが多く、お節介なおばさんには席まで譲られてとても恐縮してしまいます。
またどんな高級店やレストランでも原則子連れで問題ありません。食事中に給仕の方が相手をしてくれることもあります。
私の場合は、以前おむつ替えのスペースが無い飲食店で給仕の方が手伝ってくれたこともあります。
日本に帰ると息苦しいことがあった
こんな状態で気楽な子育てをしているので、時々日本に一時帰国すると息苦しく感じることがあります。
子供たちもだいぶ大きくなったので、だいぶ楽になりましたが、以前は電車に乗るのさえ緊張しすぎて疲れてしまったものです。
まるこ
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