100年以上の歴史のある病院が宿泊施設になった翠雅山房(Heritage Lodge) @美孚で、香港の喧騒から離れてのんびり過ごした

歴史的な建物を転用した宿泊施設
香港には歴史のある建物が別の用途として転用されたものが多くあります。
最近では香港中央警察関連の施設がアート施設として生まれ変わった大館(Tai Kwun)が注目されています。
そのような歴史的な建物の中には、宿泊施設として生まれ変わったものもあります。
今回はそんな宿泊施設のひとつである翠雅山房(Heritage Lodge)に泊まってきました。
Heritage Lodgeは様々な用途として使用された
Heritage Lodgeは九龍半島の東側にある美孚(Mei Foo)の駅から歩いて10分ほどの高台にある宿泊施設で、饒宗頤文化館(Jao Tsung-I Academy)と呼ばれる文化施設の一部です。
この施設は、かつては税関→労働者の宿泊施設→検疫所→監獄→病院→ケアホームなど、様々な用途として使用されてきました。
荔枝角醫院
その中で最も長いのが荔枝角醫院(Lai Chi Kok Hospital)として使われていた期間です。
1938年から2000年まで病院として使用されていました。
当初は天然痘・ジフテリア・コレラなどの伝染病患者を隔離するための専門病院として使用されました。
その後は精神病患者の療養施設などとしても使用されていたそうです。
荔枝角醫院の建物は香港の3級歴史建築として登録されています。
3つのフロア
施設は3つのフロアに分かれています。
下區(LOW ZONE)
一番下は博物館のあるエリアです。
博物館は残念ながら時間の関係で入れませんでした。
上から見た博物館です。
中區(MIDDLE ZONE)
真ん中のエリアは主にイベントが開かれている場所です。
パシフィックコーヒーもあります。
上のホテルの宿泊客は、宿でクーポンを購入してこのカフェで朝食をとることができます。
上區(HIGH ZONE)
一番上のエリアは、翠雅山房(Heritage Lodge)と呼ばれる宿泊施設として使用されています。
この上層階のホテルはもう一つ直接入る入り口があって、タクシーやシャトルバスは直接ホテルのエントランスに入ることができます。
もちろん博物館側からエレベーターに乗って行く方法もあって、私はエレベーター使用しました。
途中からは階段を上らないといけないので、スーツケースだと大変かもしれません。
部屋はシンプルなつくり
今回宿泊した建物です。
上の階だったので階段を上りました。
重い扉を開けると廊下になっていますが、残念ながら倉庫っぽくておしゃれではありません。
部屋はとてもシンプルです。
屋根の形がそのまま見えます。
バスタブは無くてシャワーのみです。
予想していたより綺麗な内装でした。
山の上からの景色
ホテルの敷地からの景色です。
香港の街からすぐの場所ににこのような静かな空間があることに驚きます。
都会の喧騒から離れてのんびりすることができました。
【公式サイト】

まるこ

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