台風22号(Mangkhut)が通り過ぎた尖沙咀の「市政局百週年紀念花園」は、沢山の木がなぎ倒されて予想以上にひどい状態だった
台風22号
2018年9月16日に香港を通過した台風22号(Mangkhut)によって、香港は甚大な被害を受けました。
私が香港に住むようになった2011年から考えても、一番強い台風でした。
シグナル10が10時間
今回の台風にあたっては、香港天文台(気象庁)がシグナル10という最大級の警報を発令しました。
警報の発令時間をまとめてみました。
16日(日)
- 1:10am シグナル8発令
- 7:40am シグナル9発令
- 9:40am シグナル10発令
- 7:40pm シグナル10解除(シグナル8)
17日(月)
- 5:20am シグナル8解除(シグナル3)
通常はシグナル8で学校や会社が休みになります。
今回はシグナル8以上の時間が30時間、その中で最大級のシグナル10が10時間も続いたことになります。
今までもシグナル10になることはありましたが、ここまで長時間続くことはありませんでした。
市政局百週年紀念花園
尖沙咀の東側にある市政局百週年紀念花園(Urban Council Centenary Garden)は、通勤の時に良く利用する公園です。
この公園にいつも癒やされるのですが、台風の翌朝に通ったところ、事態は思いのほかひどいものでした。
公園内の植え込みの木がことごとくなぎ倒されていました。
細い通路は既に作業員の方が歩ける状態にしてくれていましたが、通路の脇に倒れた木の幹や枝が積まれていました。
正面で作業をしている方を見ると、木の枝を切っていました。
このままだと木が大きすぎて移動ができないのでしょう。
道路を倒れた木が塞いでいた
そして通路だけでなくて道路自体を塞ぐ木もありました。
百週年紀念花園と香港科学博物館の間にある加連威老道(Granville Road)は、大型のバスも通る重要な通りですが、大きな木が倒れて道路を塞いでしまい通行止めになっていました。
お昼休みにこの場所を通ると、木の撤去作業が進められていました。
もう一度夕方に同じ場所を通りましたが、まだ作業は終わっていませんでした。
噴水のエリアもひどかった
市政局百週年紀念花園は2つのエリアに分かれています。
ひとつ目は朝に通った漆威道南(Chatham Road South)沿いに伸びているエリアで、もうひとつは噴水のある麼地道(Mody Road)沿いのエリアです。
夕方に噴水のある麼地道沿いのエリアを歩いてみると、こちらも予想を超えるひどい状態でした。
噴水は止まっていて、その先にはなぎ倒された木が積み上がっていました。
このエリアはバーなどが並んでいて観光客も多いのですが、とても優雅にお酒を飲む状態ではありません。
早く元の景観に戻って欲しいです。
まるこ
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