血圧を下げる「降圧剤」は解熱剤のようなものと考えた方が良い
降圧剤
先日体調不良で入院をしたところ、高血圧と診断されました。
高血圧の治療薬と言えば降圧剤です。
降圧剤はその名前の通り血圧を下げる薬です。
降圧剤といっても種類は色々あります。
今回処方されたのは、ノルバスク錠5mg(アムロジピン)という薬です。
この薬は血管を広げることで血圧を下げるカルシウム拮抗剤に分類されます。
「高血圧のほとんどは薬はいらない」
降圧剤に関しては、インターネットなどではネガティブな情報があります。
降圧剤を飲み続けることによって様々なリスクがあるというのです。
降圧剤の問題については「高血圧のほとんどは薬はいらない」という本で分かりやすく説明がされていました。
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この本の説明しているポイントは主に以下の通りです。
- 日本の高血圧の基準はどんどん下がっていて、 現在は最大血圧が140以上か、最低血圧が90以上。この数値は世界保健機構(WHO)の基準に基づいている。
- 人間ドック学会が2014年に最大血圧が147で、最低血圧が94以上発表したが、日本高血圧学会や、日本動脈硬化学会などが猛反対。
- 降圧剤に関しては基準を下げることによって、降圧剤を飲む患者数を増やしているという問題が指摘されている。
私はどっちにしても、基準外だった
ここで私の話に戻ります。
今の私の今までの血圧は大体最大血圧が140〜150で、最低血圧が95〜105位です。
そうなるとWHOの基準でも人間ドック学会の基準でもどちらでも高血圧になるので、降圧剤による治療がある程度必要であると考えています。
血圧は曜日と時間によって変動する
血圧は一日の中で大きく変動します。
自分の血圧の動きを確認しようと何回も測ったところ、平日の朝に血圧が急に上がって、昼間はちょっと高めな血圧が続き、夜に家に帰ると下がりはじめて、寝る前に一番低くなることが分かりました。
そうなると、私が気にしなくてはならないのは急激に血圧が上昇する「平日の朝」です。
時間でいうと朝5時から会社に到着する朝9時までの間の血圧を何とかすれば良いことに気づきました。
血圧の上がる前に最低量の降圧剤を飲む
そのため治療中の現在は、血圧が急激に上昇することを防ぐために、医師と相談して朝の時間に一番効くように、必要最低限の量の降圧剤を飲むことにしました。
最初は1錠(5mg)飲んだのですが、頭痛や身体のこわばりなどの副作用がひどかったので、医師と話をして今は半錠(2.5mg)だけ飲んでいます。
この量であれば副作用もほとんど気になりません。
降圧剤で最低血圧はあまり下がらない
ただ降圧剤は最高血圧は下げますが(大体-20)、最低血圧はそこまで下がらないことが分かりました。
最低血圧を下げるには、別の取り組みが必要であるようです。
そのため同時並行で血圧を下げるために様々な生活改善の改善を行っています。
そうして、全体の血圧が下がってくれば将来的には降圧剤をやめることが出来ると思っています。
降圧剤は解熱剤のようなもの
私は降圧剤は解熱剤のようなものだと考えています。
解熱剤は熱冷ましなので熱を下げることが目的です。
でも熱を下げると同時に、十分な休息や栄養を取ったり、場合によっては抗生物質を飲んだりといった根本の病気の治療が必要です。
高血圧を降圧剤だけで治療しようと思うことは、解熱剤だけで熱の出る全ての病気を治そうと思うようなものです。
降圧剤はあくまでも血圧を下げることしかしないので、自分の病気を治そうと思ったら、自分の生活を変えないといけないのです。
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まるこ
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