もう家族揃って同じ番組を観る時代ではない?〜「チャンネル権」はもはや死語
ステイコネクテッド
数年前のことになりますが、アメリカの映画「ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界」という映画を観ました。
この作品はネット時代の人の絆について描かれた作品なのですが、この中でとても印象的なシーンがあります。
それば家族団らんでテレビが付いているのですが、家族みんなが携帯の画面をずっと観ていて同じ場所にいても家族が全くつながっていないというもの。
数年前の自分だったら、この状況に対して「ネットが家族をバラバラにする」といった危機感を感じていたのかもしれませんが、最近はこれが今の形なのかなと考えています。
興味は人それぞれ
最近は普通の地上派のテレビをほとんど観なくなりました。
たまにテレビを付けたとしても、原則Netflixかアマゾンプライムビデオしか観ません。
またドラマに関しても、スマホやタブレットで有料のHulu・Paravi・FODといったサイトでオンデマンドでいつでも観られるし、期間限定であれば無料のTVerでも観られます。
今は自分の好むメディアを選ぶことができるので、むしろ他人が好む番組を無理矢理観ることの方が苦痛かもしれません。
かつて観たいテレビ番組を決められる権利のことをチャンネル権と言っていましたが、今となっては死語になっています(苦笑)。
子連れ飲み会でのこと
まだコロナが蔓延する前のことですが、子連れの家族数組で食事をしたことがあります。
大人はみんなお酒を飲みながらワイワイと騒いでいました。
一方子供たちは静かに、スマホかタブレットを観ていました。
でも全くコミュニュケーションが取れていないかというとそうでも無くて、時折気に入った動画などについておしゃべりをしていたり、子供同士でオンライン上の友達申請をしたりしていました。
離れた人とオンラインで繋がる時代
今どきのコミュニケーションはこうなのかもしれません。
身近な人とのコミュニケーションか少なくなったように見えますが、コミュニケーションするか選択するか自由度が増えました。
また離れている人とオンラインでつながる時代になり、こちらはむしろ繋がりが強くなりました。
限られた狭い繋がりでなく、日本中〜世界中とゆるく繋がる時代になったということなのでしょう。
まるこ
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