日本人観光客が香港でデモに巻き込まれたり逮捕されたりしないためのポイントを5つにまとめてみた
日本の大学生が逮捕された
尖沙咀の北東に香港理工大學があります。
2019年11月20日現在は、この場所がデモの抗議活動の中心になっていました。
大学の周りは警察により封鎖されていて、立ち入ることはできない状態。
近くにあるホテルから学校を見てみました。
踊り場に傘が散らばっているのが見えて、ここで大規模な抗議活動が起こったことが分かります。
香港のデモに関連した最近のニュースで気になったのが、ここで日本人の大学生が逮捕されたというものです。
17日の夜にデモ現場を見に行った際に逮捕されて、20日未明に釈放されたそうです。
大学生本人に対する内容は置いておいて、この報道を通して、日本人観光客がデモに巻き込まれたり、逮捕されたりしないためにはどうすれば良いのかまとめてみました。
1.不用意にデモ現場に近づかない
今回大学生が逮捕された理由は、不用意に現場に近づいたことによって抗議者に間違われたからに他ありません。
当然といえば当然なのですが、デモの現場に近づくことはかなりのリスクを伴うことだということを忘れてはいけません。
2,抗議者と間違われる格好をしない
ご本人は黒の服は着ていませんでしたが、構内で借りたガスマスクをしていたことで、抗議者と間違われたと考えられます。
抗議者の格好は黒の服に黒のマスクです。
黒で無くても、夜だと色の見分けが付かないので、暗い色の服は避けた方が良いでしょう。
3.抗議活動の様子をスマートフォンで撮らない
そして3つ目は抗議活動の様子をスマートフォンでなどで撮らないということです。
先日スマートフォンでデモの様子を撮ったことで日本人が抗議者から暴力を振るわれた事件が起こりました。
抗議者は個人を特定されることを嫌います。
とうしても撮影したい場合は、自己責任で遠方から抗議者の顔が分からないようにして撮るようにしましょう。
4.パスポートの原本を持ち歩く
4つ目はパスポートを携帯することです。これは逮捕されるかそれに準ずる状態になった際に特に必要になります。
大学生へのインタビューで興味深いと思ったのが、当日パスポートを携帯しなかったことで”ごたついた”というコメントです。
当日は日本の免許証と学生証は持っていたものの、身分の証明にならなかったそうです。
最終的には日本領事館(香港日本国総領事館)を通して身分確認をしたと思われますが、本人がパスポートを携帯していれば、拘束された時間ももっと短かったかもしれません。
日本人旅行者が海外で身分を証明できるのはパスポートのみです。
盗難などのリスクを心配している方もいると思いますが、その際はパスポート原本を持ち歩いて、コピーを別に保管するといった対応をした方が良いでしょう。
5.事前に情報入手する
いつデモ活動が起こるか分からない現在の状況の中で、まず大切なのが情報の入手です。
一番オススメなのが、外務省のサイトと外務省管轄の在香港日本国総領事館のサイトです。
在香港日本国総領事館のサイトでは、予定されている抗議活動なども書かれているのでとても便利です。
外務省のサイトにあるたびレジへの登録もしておいた方が良いでしょう。
- 在香港日本国総領事館
- たびレジ
まるこ
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