良い習慣を身に着けたい (2) 「習慣の力」はやはり面白いです / 「習慣の力」チャールズ・デュヒッグ著
「習慣の力」
良い習慣という事で再度読んだのがこの「習慣の力」という本です。
以前も一度読んだのですが、改めて読み返すことでまた新たな発見がありました。
悪い習慣は良い習慣に置き換えなければ止められない
習慣は⑴きっかけ→⑵ルーチン⑶報酬というループになっています。
これが繰り返されると無意識で行われるようになります。
そしてさらに⑶報酬と⑴きっかけが相互につながり、強力な期待や欲求が生まれる事で、それが習慣となるそうです。
「喫煙・飲酒・夜更かし」など、止めたい習慣は誰にでもあります。
こういった悪習慣をただ止めることが難しい理由は、私たちがその悪習慣によってなんらかの報酬を得ているからです。
喫煙や飲酒だったら、その行為によってすっきりしたり、落ち着いたり、気持ちよくなったりします。また、夜更かしの場合は夜更かしして何かをすることで満足したりするのです。
私は煙草は吸いませんが、口がさびしくなるとついミントのキャンディーをなめてしまいます。
これを習慣のループに置き換えるとこのようになります。
- きっかけ・・・口をすっきりさせたい
- ルーチン・・・ミントのキャンディーをなめる
- 報酬・・・・・すっきりする
もしこの習慣を止めたいと思った場合はどうすればよいのでしょうか。
それはすっきりする別のルーチンを取り入れる事です。
例えば歯磨きがこの一つになります。
実際にランチの後毎回歯磨きをしたところ、口の中がすっきりしたのでキャンディーの数が減ったのです。
ミントキャンディーは完全に止める段階にはなっていませんが、多くの悪い習慣を良い習慣を上書きすることで改善できるのです。
悪い習慣を良い習慣で置き換えてみました
現在改善しようと取り組んでいる悪習慣があります。
それは「未読のメールを溜めてしまう」ことです。
通常使用しているGmailに毎日メルマガなどのメールが大量に入るのですが、いつも読み切れなくて気が付いたら未読メールがたまってしまっていました。
メルマガであれば読まないという選択肢も取れます。でも自分が何らかのアクションを起こさないといけない案件の場合は未処理のままで何ヶ月も放置する恐れがあります。
この行動をルールに基づいて振り返ってみました。
メールを読むことを阻んでいた行為は、SNSです。暇な時にまずFacebookなどを開いてしまい、メールを見ていなかったのが原因だったのです。
行動を振り返るとこのようになります。
きっかけ・・・ちょっと退屈
↓
ルーチン・・・SNS
↓
報酬・・・・・退屈が紛れた
そのため、退屈だという間隔がでてきたら、まずメールの処理をする行動を取るようにしたのです。
毎回変える必要はなくて、決まった時間だけでも良いのです。
朝一度メールを開くというルーチンを作りました。
そこで処理できるメールは全て読んで所定のフォルダーに入れます。そうすると、自分の受診ボックスに残っているのは、何らかのアクションを起こさないといけない案件だけになります。
この方法を2日間試しました。メールを開くのになれると、まずメールでそのあとSNSという流れができます。
そうして100以上はあった私の受信ボックスにあるメールが、一気に数件にまで減ったのです。こんなにメールがすっきりしたのは数か月ぶりです。
今メールボックスに残っているのは、後回しにしていた案件に関するメールだけです。
書籍でキーストーン・ハビットという言葉が紹介されています。これは、ある一つの習慣の変化によって様々な変化をもたらす習慣のことです。このメール処理は、私にとっての「キーストーン・ハビット」なのではないかと考えています。
メールを処理することで、自分が後回しにしているタスクを目にすることが出来て、新たな良い習慣に結びつけることが出来るだろうと思っています。
最後に ~ ”The Power of Habit”は香港でもベストセラーです
こちらの本の原書である”The Power of Habit“は、香港の書店の洋書コーナーに行くと良く目にします。
私の記憶の限りでは、自己啓発書コーナーがある書店であれば、大抵この本が平積みされています。
それだけ良く読まれている本だということなのでしょうね。
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