お祭り最終日に立ち寄ったら、既に大士王がお炊きあげになった後で残念だった~香港のお盆祭り「ハングリー・ゴースト・フェスティバル(盂蘭勝會)」を見学(11)~尖沙咀官涌街坊盂蘭勝會@佐治五世紀念公園
盂蘭勝會
香港のお盆まつりは盂蘭勝會と呼ばれています。
一ヶ月のお盆期間の中で200ものお祭りが香港内で開催されているそうです。
今回は佐治五世紀念公園で行われたお盆まつりを見学してきました。
残念なことに既に大士王がお炊きあげになった後でしたが、お盆の雰囲気は十分楽しめました。
2つのお盆まつりが開催
この会場では2つのお盆まつりが開催されました。
ひとつめが油麻地旺角區四方街潮僑街坊盂蘭勝會で、もうひとつが今回の尖沙咀官涌街坊盂蘭勝會です。
両方とも香港では一般的な潮州式です。
2018年は油麻地の方が8月23日~25日で、尖沙咀の方が9月3日~5日でした。
ある程度の敷地があって借りやすい場所は限られているため、このようにうまく時期をずらして開催しているのでしょう。
大士王は既に燃やされていた
こちらの会場のお祭りの建物は、昔ながらの竹を使って建てられています。
立ち寄ったのは3日間のお祭りの最終日の夜7時頃でした。
すると青鬼の形相をした大士王の像が既にありませんでした。
お祭りの最終日に大士王の像など紙で出来たものは全てお炊きあげされるのです。
隣の神馬はまだ残っていましたが、この後お炊きあげされます。
奥にある神様の洋服が掛けられている神袍棚も真っ暗になっていました。
蟠龍大香も燃え尽きていた
三つ並んだ大きな線香である蟠龍大香は、お祭りの期間燃え続ける大きさになっているのですが、既に燃え尽きてしまっていました。
ちょうど係の方が人形を取り外すところだったのを写真だけ撮らせてもらいました。
神棚
神棚はまだ残っていました。
神功戲棚
神様に捧げる劇が開催される神功戲棚もおしまいになっていて、地元の人たちがのんびりと休憩していました。
経師棚
お経をあげる経師棚ものんびりモードでした。
平安米の前にお炊きあげ
お祭りの最終日には平安米と呼ばれるお米が配られます。
(場所にもよりますが、事前に引換券が必要らしいです。)
この尖沙咀のお祭りでは最終日の16時から平安米が配られているので、大士王はその前の15時頃にお炊きあげになっていたようです。
死者を弔った後は中秋節のお祝いがある
お祭りの終わりはちょっと寂しい。
でもお盆はあくまでも死者を弔うのが目的です。
この後には香港の中での大きなお祝いである中秋節が待っています。
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まるこ
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