香港の学校が台風のシグナル3で休みになると勘違いしていました ー これって見えないゴリラかも
香港では台風が近づくと学校や会社が休みになります
香港では台風が近づくと、学校や会社が休みになります。
台風の接近に伴って、主に以下の警報がでます。
シグナル1 待機
シグナル3 幼稚園が休み
シグナル8 学校や企業が休み
シグナル8になると、地下鉄やバスも止まってしまうか間引き運転になります。
タクシーも割増料金になります。
大きな勘違い
私は実は今までずっとシグナル3で小学校も休みになると思い込んでいました。
実際は幼稚園だけが休みで小学校以上は休みになりません。
子供はすでにこちらの学校で4年生なので、3年以上全く気づいていなかったことになります。
今回シグナル3になった時に間違えて子供を休ませてしまい、あとで何かおかしいと思って学校に問い合わせたら学校はやっている言われて驚きました。
その後FBで友達に聞いたり、ネットで検索して初めてシグナル3でも小学校は休みにならないということに気付いたのです。
今まで台風は何回も来ているのに、何故気付かなかったのか自分でもショックでした。
どうして間違えたか
間違えた原因を突き詰めた結果、
1.幼稚園はクローズするため、学校もそうであると思い込んでいた。
2.学校から毎年届く規約に天気に関するルールが載っているものの、英語なのでろくに読んでいなかった。
3.シグナル3でも、教育局が学校を閉めた方が良いと判断するケースがあるので、それをシグナル3によるものと勘違いしていた。
こういったことがあって間違いに気づかなかったんだと思います。
これって見えないゴリラかも
見えないゴリラという有名な実験があります。
これは「錯覚の科学」という書籍に載っていて、原題はそのまま”The Invisible Gorilla“といいます。
錯覚の科学 : クリストファー・チャブリス, ダニエル・シモンズ, 成毛 真, 木村 博江 : 本 : Amazon
この実験とは、まず大学の学生たちを白シャツと黒シャツのチームに分け、それぞれのチームでパスをさせ、その様子か両方見えるようにビデオで撮ります。
その後そのビデオを参加者に見せて、白シャツの選手がパスをした回数を数えて、黒シャツの選手がパスをした回数は数えないようにと指示します。
参加者たちは必死に白シャツの選手のパスを数えるものの、実はこの実験にはトリックがあって、このビデオの中には実はゴリラの着ぐるみを着た女子学生が選手の間に入り込んでいたのです。
しかし参加者の半数がこのゴリラに気づいていませんでした。 数えることに注意を向けていた結果、ゴリラが全く目に入っていなかったのです。
注意の錯覚は必ず起きる
私がこの勘違いを続けていた理由はこういった思い込みによる注意力不足があったのだと思います。
もう仕方ない。
見ているようで見ていないこともあると自覚するしかありません。
最後に
失敗で人は学ぶ。
今回もそうでした。
間違えたから今後はこのようなことはないと思います。
貴重な学びでした。
結局子供はタクシーで学校に連れて行きました。弁当も間に合わなかったので、今日だけ買ったパンを持って行きました。
幸い学校行事の始まる時間には間に合ったので、子供はとても楽しかったそうです。
大事にならなくて良かったとほっと胸を撫で下ろしています。
まるこ
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