海外の名門大学の授業を受けてみたい (8)海外旅行は「楽しい選択」が多い方が良いです ~ 選択の科学 / シーナ・アイエンガー著
選択の科学
選択の事を更に深く知りたいと思ったので、こちらの本を読みました。
読んでみて、選択というのはつくづく奥が深いものだと感じました。
「24種類のジャムを売るより6種類のジャムに絞った方が売り上げが良かった」という有名な「ジャムの実験」は著者がスタンフォード大学院に所属していた時に行った実験です。
その環境によって選択した方が良いかどうかは変わります
何でも自由に選択が出来るのが良いとは限りません。
ある程度選択に制限がある方がより選択がしやすいというのも不思議ですね。
また、文化によってこの選択の仕方も異なるそうです。
すべて自分の自由意思で行うことを良いとする個人主義のアメリカ人と、自分を集団との関連性でとらえる日本人の様な集団主義の人とでは、選択に関しても異なるということも納得できます。
日本人のツアー客がいました
以前職場のあるビルのロビーに、30人以上の主に高齢の日本人が大挙していて驚いたことがあります。
このビルには、点心(飲茶)のレストランがあるため、そこに食事に来ていたツアー客だと思われます。
私はかなり昔にツアーを利用して海外旅行に行ったことはありましたが、今は航空券とホテルのみを自分で予約しています。
そのため、こういった団体ツアーの人をみるとみんなと一緒で自由が無いだろうなと思います。
でも海外旅行に慣れていない場合は自由な行動の選択がむしろストレスになる場合があるので、連れて行ってもらった方がむしろ良いのでしょう。
海外旅行をツアーで行った方が良いか、個人旅行で行った方が良いかというのはその人と場所によっても変わります。
海外旅行はツアーでも個人旅行でもその人にとって快適な選択が出来ていたら楽しい
海外旅行は、ツアーでも個人であっても、その人はその中で何らの「選択」をしています。
チケットを購入する場合は行き先を決めて、どこの航空会社が良いか、ホテルはどこが便利で安いかを必死に調べます。
ツアーの場合でも、旅行会社のパンフレットを見て自分のスケジュールに合った行先を選択する必要があります。
また旅行先でも、具体的な行先を決めたり、食事を選んだり、お土産で何を買うかといった様々な選択が伴います。
このような選択は「楽しい」選択です。
例えば若かったら、自由な旅行にして行き当たりばったりのトラブルに遭うのも楽しい経験の1つかもしれません。
でも年齢が高い場合は、このようなリスクを排除して、楽しい選択に集中した方が良いのかもしれません。
旅行は「楽しい選択」が沢山あった方が楽しいのです。
まるこ
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