OPTION Bを読んで、「友人がどん底にいる時にすべきで無いこと」をまとめてみた〜OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び/シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント(共著)
OPTION B
フェイスブックのCOOであるシェリル・サンドバーグ氏と心理学者のアダム・グラント氏の共著である「OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び」という本を読んでいます。
この本はシェリルの夫が旅行先のメキシコで急死した後、その悲しみをどのように乗り越えたか、そして乗り越えるために必要なレリジエンス(回復力)をどのように鍛えるかなどについて具体的に述べられています。
自分の友人が人生のどん底に陥った時にしてはいけないこと
この本を読んで、過去に友人がどん底にいるときに適切な態度が出来なかったのでは無いかと今更ながら後悔しています。
そこで「今後すべきでない行動」を本から抜き出してみました。
1.苦しむ友人に背を向けること
どん底の状態にいる人は間違いなく助けを求めています。
でもそんな時に友人に敢えて背を向けることは、その友人としては二重のショックになってしまいます。
背をむけることによって「感情的苦痛から距離を置くことで、自分を守ろうとしている」だけなのです。
2.無力感に陥る
「何をしても力になれないと思い、何も言わず、何もしない。」行動は単なる逃避です。
3.「役に立てることがあったら”何でも”言って」と言うこと
「役に立てることがあったら何でも言って」
この言葉は安易に口にしそうです。
でも自分がどん底の状態の時に相手に「何でも」と言われても、実際は「何でも」言えないのが事実です。
そんなうわべだけの助けなど要らないのです。
4.悲しみに沈む友人に「あなたはこうすべきだ、こう感じるべきだ」と思い込みを押しつける
そして最後に「自分勝手なアドバイス」もかえってマイナスになります。
例えば自分の過失によって最悪な状態が起こった場合、自分が悪いことは十分分かっているのです。
そんな時に「こうすべきだった」とアドバイスをもらっても、嬉しくないばかりかその人が疎ましく感じてしまうのです。
どんな行動が良いのか
ではどんな行動が良いのでしょうか。
- 心に寄り添う
- 君は一人では無い、一緒に立ち向かおうという言葉
- 「何でもいいから行動に起こす」こと
まず第一に大切なのは、心に寄り添うことです。
孤独で助けを求めている人の心に寄り添い、更にそこから一緒に乗り越えようと働きかけます。
そして最後に何でも良いから行動を起こすことです。
日本経済新聞出版社
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まるこ
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