勉強は「テストで間違えたほうが」自分の学びになります ~ 使える脳の鍛え方 成功する学習の科学 ピーター・ブラウン + ヘンリー・ローディガー + マーク・マクダニエル 著
子供にとって「全国統一小学生テスト」は単なる評価のための試験でしかありませんでした
以前子供に、四谷大塚の全国統一小学生テストを受験させたことがあります。
子供にとってこういった日本のテストを受けたのははじめての経験でした。
私は子供にテストで良い点数をとってもらいたかった訳ではありません。
テストで出来なかったところを復習するのが、一番良い勉強になるのでは無いかと思っていたのです。
でも本人は、テストの成績がひどかったこと自体がショックだったようです。
子供にとってテストは「評価されるためのもの」でしか無かったんですね。
勉強法に関する書籍を読みました
この本を読みました。
ここにははっきりと、新しい知識を身につけるためには、間違えるのが不可欠と書いてあります。
理由は「うまくいくことといかないことの違いは失敗からしか学べない」からです。
集中練習はあまり効果が無い
子供の漢字テストの時に、テキストに目を通しただけの勉強をさせたため、点数があまり良くなかったことがあります。
テキストを読むだけの勉強法は集中練習といって、あまり効果が高くないそうです。
教科書を何回も読むよりも、問題を解いた方が理解しているかどうかはっきりとわかるそうです。
学習のポイントは想起練習
集中練習の代わりに勧められているのが想起練習です。
想起練習とは、過去に覚えたことを記憶から呼び出す練習方法です。
例えば授業の後半に理解度テストをさせるといったことが、この想起練習にあたります。
その理解度テストの後に先生からのフィードバックがあれば、更に子供の理解度は上がります。
そしてこの想起練習として、本では以下の練習方法を勧めています。
1.間隔練習 ・・期間を開けて繰り返して学ぶこと。
2.交互練習・・2つ以上の科目などを交互に学ぶこと。
3.多様練習・・同じような練習でなく、様々な角度から練習させること。
4.生成練習・・間違ったときに答えをすぐ見ないで、まずは自分でやってみること。
今後の学習方法
教科書や講義ノートを読むときに、時々手を止めて「自己クイズ」をすると良いそうですが、ちょっと子供には難しそうですね。
でも普段から問題を色々解かせて、間違いは学びの元になるという概念を子供が理解すれば、それだけでも違うのではないでしょうか。
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まるこ
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