在外選挙人の登録をして、海外在住で住民票がなくても香港から参議院選挙の在外投票ができました
在外投票に行ってきました
参議院選挙が2016年7月10日(日)に行われますが、海外在住で住民票の無い人でも、手続きさえ行えばこの選挙に参加することが出来ます。
今回この在外投票に行ってきました。
どういう人が投票できるの?
投票できるのは、日本国籍を持った18歳以上。
投票するためには、在外選挙人の登録が必要になります。
在外選挙人の登録に必要なことは、海外に引っ越す前に、転出届を市町村に提出して「住民票を抜いておくこと」です。
住民票を残したままで海外に長期滞在する人もいますが、そうすると日本の住所での登録が残っているため在外選挙人にはなれません。
また、引っ越したあとに在外公館に在留届を提出しておくことも必要です。
登録の申請から実際に発給されるまで、半年くらいはかかるため、選挙の直前に申請しても間に合いません。
私は平成26年の衆議院選挙に間に合うように、平成25年のうちに申請作業を行いました。
申請窓口は香港の場合は日本領事館です。
どこの選挙区で投票するかですが、現在は「最終住所地」となっています。
私は以前は東京都に住んでいたので、東京都の以前住んでいた区で登録されています。
こんな案内が来ます
選挙の前に、このように日本領事館から案内が郵便で家に届きました。
香港領事館で投票します
香港領事館は香港のセントラル地区という金融街の中のExchange Squareというビルの中ににあります。
エレベーター横の掲示板です。
期間内は土日の投票も可能です。
投票の流れは?
通常の投票と違って、香港から直接各選挙管理委員会に送らなくてはなりません。
そのため記入する用紙も通常の選挙より多めです。
選挙のだいたいの流れはこのような感じでした。
- 投票用紙を送る封筒に、自分の登録している選挙管理委員会の住所を自分で記入する。
- 参議院選挙用紙に投票する人を記入する。
- 2を入れる内封筒に在外選挙人番号などを記入して2を入れて封をする。
- 今度は比例代表選挙用紙に投票する党などを記入する。
- 4を入れる内封筒にも同じように在外選挙人番号などを記入して4を入れて封をする。
- 封をした内封筒2つを1の大きな封筒に入れる。
すべての作業が終わるまで、だいたい15〜20分くらいかかりました。
最後に
海外にいてもこういった形で日本国内の政治に参加できるのはとても良いことだと思います。
ただ、困るのが、全国の投票エリアを網羅した名簿しかないこと。
誰に投票するか、どの政党にするかなどを事前に決めておかないと、投票所に行っても名前だけで誰かよく分からないので注意が必要だなぁと思いました。
まるこ
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