マニラのニノイアキノ国際空港に初上陸!?ー日本航空→キャセイのトランジットのターミナル移動の流れをまとめてみた
キャセイのマイルの特典旅行
キャセイパシフィック航空のアジアマイルの特典を使って東京〜香港間のチケットを買いました。
特典旅行は枠が少なくて直行便は埋まっていることが多いため、経由便になることがあります。
日本から香港へのキャセイの経由便で一般的なのは台北経由ですが、今回は変わったルートで帰りたいと思い、フィリピンのマニラ経由を選びました。
羽田からマニラまでは日本航空で、マニラから香港まではキャセイなので、2種類の航空会社に乗れるのも魅力です。
問題点は同じアライアンスなのにターミナルが違うこと
日本航空とキャセイは同じアライアンスのワンワールドですが、マニラ経由には大きな問題があります。
それは日本航空とキャセイとで、マニラ空港のターミナルが違うことです。日本航空はターミナル1で、キャセイ航空はターミナル3です。
一般的に同じアライアンスの航空会社は同じターミナルになります。
例えば成田空港だと、スターアライアンスのユナイテッド航空・全日空・シンガポール航空・ルフトハンザ航空などは全て第1ターミナル。
そしてワンワールドのアメリカン航空・日本航空・キャセイパシフィック航空・カンタス航空などは全て第2ターミナルです。
同じにするのは、航空会社をまたいでブッキングするときに便利だからです。
荷物はマニラ止まり
羽田の日本航空のカウンターでチェックインした時にバゲージのタグを見ると、向け地は香港では無くてマニラまでになっていました。
地上職員に「マニラで一旦入国をしてから、自分でターミナル移動をしないといけないんですか?」とたずねました。
職員はしばらく調べたようですが、分からなかったらしく、「おそらくそうだと思います。」と頼りない返事でした。
ニノイアキノ国際空港
マニラの国際空港であるニノイアキノ国際空港には4つのターミナルがあります。
(全日空のサイトの地図を参照 引用元)
この地図によると、4つのターミナルが滑走路を囲むように建てられていてターミナル間を徒歩で移動することができないことがわかります。
ターミナル1は地図の左下で、ターミナル3は滑走路を挟んだ右上にあります。
ターミナル間を移動するための方法を調べたところ、ターミナル間移動のシャトルバスを利用する・タクシーかUberを利用する方法があることが分かりました。
ただマニラでタクシーに乗るのはかなり勇気が要るし、慣れない場所でUberの利用もできそうにありません。
そのため時間がかかると言われているシャトルバスに乗るしかないだろうと覚悟をしていました。
マニラで待ち受けていたのは?
早朝の5時にニノイアキノ国際空港に到着しました。
飛行機を出ると、目の前に自分の名前が大きく書かれた紙を持った若い職員が立っていました。
このお兄さん、誰??
全く予想していなかった展開に驚きました。どうも日本航空の職員のようです。
「これからあなたを連れて行きます。」と言うので、どこまでか聞くと「ターミナル3までです。」とのこと。
この職員がキャセイのターミナルまで連れて行ってくれることが判明しました。
職員同伴のターミナル移動の流れ
今回の「職員同伴」のターミナル移動を伴ったトランジットについてまとめてみました。
1.ターミナル1のトランスファーデスクで待機
まずはターミナル1のトランスファーデスクに移動しました。
ここで職員にパスポートを渡して手続きを待ちました。
しばらくすると、預けていた自分の荷物が運ばれてきました。
またこの段階で職員が1人から2人に増えました。
スーツを着た日本航空の職員と、作業服を着たターミナルの職員に連れられて、ターミナル移動の旅がはじまりました。
2.ターミナル1の出発階へ移動
ターミナル内のX線を通す機械を通してから、今度は同じターミナル内の上にある出発階に移動しました。
このX線に一旦全ての荷物を通すのですが、ちょっと驚きました。
写真だとわかりづらいですが、機械の先の扉の向こうが急な階段なのです(笑)。
自分の荷物は2人が持って上がってくれましたが、この階段をスーツケース持って上るのは結構大変そうでした。
3.ターミナル間を移動するバスに乗車
ターミナル1の出発階から、ターミナル間を移動するバス乗り場に向かいました。
ターミナル移動のバスです。
このバスは客を載せるというより、職員用のバスなのではと思うくらいオンボロです。
しかもエアコンが全く効いていなくて、常時ドアが全開!
このオンボロのバスでの移動は迫力満点でした。
飛行機の駐機している場所のすぐ側をどんどん進んでいきました。
途中滑走路の向こう側に渡るのですが、離発着する飛行機のすぐ脇を走ります。
離陸する直前のセブパシフィックの飛行機の後ろをぐるっとまわります。
滑走路の反対側にまわりました。
4.ターミナル3のチェックインカウンターでチェックイン
迫力満点のバスの旅が終わり、ターミナル3の建物に入りました。
ターミナル3の出発ロビーに到着しました。
キャセイパシフィック航空のカウンターでチェックインをして、スーツケースを預けました。
こちらは空港の名前になっている”ニノイ”ベニグノ・アキノの像です。
1983年にこのマニラ空港で暗殺されたそうです。
5.イミグレーションスタッフ同伴で出国手続き
最後はターミナル3での出国手続きです。
2人の職員とここで分かれて、空港のイミグレーションの職員が同伴して出国カウンターを抜けました。
これでトランジットの手続きは完了です。
ターミナル移動が完了
だいたい1時間半の手続きで、無事にターミナル間移動が完了しました。
マニラのトランジットをしたかっただけなのに、こんなに手間がかかるとは思いませんでした。
私はかなり楽しんでしまいましたが、陰で職員たちがこんなに動いてくれたことに恐縮してしまいます。
同じアライアンスの航空会社を経由便で予約した場合、このようなターミナル間の移動のサポートを受けられることが分かりました。
またこの記事でリンクを貼った全日空のサイトによると、フィリピン航空〜全日空の間のトランジットでも同様のサービスをしているそうです。
経由便でのターミナル移動を考えている方は、トランジットの時間に余裕を持たれることをお勧めします。
まるこ
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