海外の名門大学の授業を受けてみたい (11)勇気を出すための3つのポイント「勇気」の科学 ロバート・ビスワス=ディーナー著
「勇気」の科学
今日はこちらの本を読みました。
著者であるロバート・ビスワス=ディーナー博士は、NHKの白熱教室にも出演しています。
勇気を出して一歩踏み出すために必要な3つのポイント
この本を読んで私が重要だと思ったのは、以下の3つのポイントです。
1. 勇気は学習できると知ること
子供が勇気を振り絞って何かをしたという話を聞いて、大したこと無いなぁ思う事があります。
それは私たちがその事をもう怖くないと分かっているからです。
ここでわかることは、実は私たちは怖いと思う事をかなり克服しているということです。
私たちは知らず知らずのうちに勇気を学習しているのです。
2. 恐怖をうまく利用する
自信過剰は時に問題を引き起こします。
「恐怖」は私たちが生き延びること助けてくれる大切な機能です。
「恐怖をうまく利用しよう」と思えれば、恐怖の気持ちになってもそれをうまくコントロールする事が容易になります。
3. 失敗を恐れない
失敗を避けられないものとして受け入れることが大切です。失敗ではなく、その進歩に注目すると良いそうです。
わたし自身の体験〜RFA読書会開催に向けての準備
私は今年の2月にRead For Actionのリーディングファシリテーターの資格を取って、いつか読書会を開きたいと思っています。
ずっと勇気が持てずに踏み出せていなかったのですが、今年の秋からこのような取り組みを始めました。
1. 人前で話してみました
先月「香港和僑会」の定例会のあとの懇親会で、自己紹介をするチャンスを頂きました。
その時に、「読書会の準備をしています」とお話をさせていただきました。
もちろん出席者の方は誰もそのような事は覚えていらっしゃらないとは思いますが、それでも人前で話す機会が持てたのはとても良かったと思っています。
2. 飲み会の幹事をしてみました
私はあまり人付き合いが良くないので、歓迎会など公式なものを除いて会社の飲み会に誘われることがほとんどありません。
そのため何か企画するという感覚が分からなかったので、あえて会社の飲み会の幹事をやってみました。
実際は夫に店を教えてもらったりと自分でしたことは少なかったのですが、それでも何か「仕切る」体験ができたことで得るものがありました。
3. Read For Actionのサイトで開催の案内をだしてみました
読書会開催に向けて、何が怖いかという事を色々書き出してみたところ、Read For Actionのサイトに開催の案内を出すことを極端に怖がっている事に気づきました。
ファシリテーターの皆さんがあまりにも素晴らしい案内を出しているので、怖気づいてしまっていたのです。
でも開催の案内だけでも出してみようと思い、サイトにアップしてみました。
残念なことに出来はそれほど良くありませんでした。
またサイトをシェアした香港の掲示板の案内も微妙なものとなってしまい、募集のみで終わってしまいました。
でも失敗したことで方向性が明確になり、かえって安心しました。
最後に ~ 誰にでも勇気があります
勇気には二つの重要な要素があります。
行動意志と恐怖のコントロールです。
勇気は身体的な行為だけに限定されるものではありません。
突き詰めればそれは怖じ気付きそうな状況に立ち向かう態度のことなのです。
誰にでも勇気があります。
カリッジブラインドネス(勇気に対する無自覚さ)という言葉があります。勇気を出したことに対して自分では気づかないことがあるのです。
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