青銅器時代の遺跡「石壁石刻(Shek Pik Rock Carving)」は牛で守られていた!?~香港歴史散歩@石壁
青銅器時代の石の彫刻
香港の歴史的な建物を色々と探索しています。
大体の建物は17~18世紀に建てられた中国風のお寺か、19世紀~20世紀初頭のイギリス統治時代に建てられた西洋風な建物です。
でもそんな中で、約3000年前の青銅器時代のものと思われる彫刻があることを知ったので、早速行ってきました。
石壁
石壁(Shek Pik )は、香港の西側のランタオ島の南側にあります。
かつてはここに村があったそうですが、1960年代に建設された貯水池の底に沈んでしまったため、村人は移住して現在は別の場所に住んでいるそうです。
現在の石壁は、この貯水池と海岸線沿いの埋め立て地に建てられた石壁監獄と呼ばれる刑務所で有名です。
バス停から敷地を下りた
東涌駅からニューランタオバスの11番バスに載って、石壁警崗(Shek Pik Police Stand)というバス停で下りました。
バスを下りるとすぐ右側に大きな貯水池が見えます。
この貯水池を背にして、まっすぐ進んで行きました。
右側に刑務所の建物が見えますが、かなり低い場所にあります。
帰りの上り坂がきついだろうなぁと思いつつ、急な坂を下りました。
刑務所
坂を下りた正面に刑務所の建物が見えました。
石壁の入り口に進むと、ランタオ島に多くいる野生の牛が歩いています。
このあたりの牛は野生ですが、地元の愛護協会によって管理されています。
入り口右側に清掃業務をしている男性がいて声をかけられました。ロックカービングはどこかと聞くと、あれだと指さしてくれました。
その先には、数頭の牛が待機していました。
この状況からして、牛の間を通らないと行けないのは明確でした。
どうやって抜けようかとちょっと躊躇しました。
最終的に「すみません~ちょっと失礼します~」と言いながら無事に通り抜けました。
石壁石刻(Shek Pik Rock Carving)
彫刻は小さな小屋で保護されていました。
そしてこれが法定古蹟に登録されている石壁石刻(Shek Pik Rock Carving)です。
まさに牛に守られた?石の彫刻でした。
今回歩いたルート
まるこ
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