海外の名門大学の授業を受けてみたい (9)やっぱり哲学は奥が深いです これから「正義」の話をしよう マイケル・サンデル著

海外の名門大学の授業を受けてみたい (9)やっぱり哲学は奥が深いです これから「正義」の話をしよう マイケル・サンデル著

今日は日本でベストセラーになったこちらの本です

選択に関して何冊か本を読みましたが、今日は日本で以前ベストセラーとなったこちらの本です。

実はこのブームの時に一度講義の様子をテレビでちょっと観たのですが、その時は理由があって観るのを止めてしまいました。


今回この本を改めて読んでみて、哲学によって新しいものの見方をする難しさと面白さがあることに気づきました。

やっぱり哲学は奥が深くて面白いですね。

倫理的な部分にもかかわる究極の選択が出てきます

以前この本を挫折した理由は、題材としている例が「倫理的な部分にも接触するような内容」で、生理的に受け付けないと感じたからです。

例えば冒頭に出て来る「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」の話。

暴走する路面電車の先に5人の作業員がいて、その5人を助けるために方向を変えたりホームにいる他の人を突き落したりと「他の1人を殺すこと」が良いことかどうか?というものです。

また、「遭難して救命ボートに乗った4人の内3人が、1人を殺してその肉を食べた事が道徳的に正しいか」という題材もありました。

こういった究極の状況は通常は起こりえないのですが、想像すると気持ち悪くなってきてしまいます。

でも今回改めて書籍を読んで、題材にかなりショッキングな例をあげていますが、この授業はもっと奥が深いということが分かりました。

功利主義・リベラリズム・リバタリアニズム

書籍では、功利主義(最大多数の最大幸福)、リベラリズム(自由平等主義)、リバタリアニズム(自由至上主義)といった過去の思想をあげて、それが道徳的にどうなのかなどといった事について述べています。

このテーマはさらっと読んで理解するのは難しいですね。

何が正しいかはわからないけど、自分で決断したことに責任を持ちたい

何が正義なのか判断に迷う事がこれからどんどん起こってきます。今後自分の周りも、どのような事が起こるかは分かりません。

その中で、究極の選択をしないといけない場面もでてくるかもしれません。

その時に、たとえ後悔しても自分の決断に責任を持っていくしかないんだろうなと思います。

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
マイケル サンデル
早川書房
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