「知っといてぇや、これが高次脳機能障害者やで!」を読んで、人ごとでは無いと痛感した~特に印象に残った3つのこと

「知っといてぇや、これが高次脳機能障害者やで!」を読んで、人ごとでは無いと痛感した~特に印象に残った3つのこと

久しぶりに心に刺さる本

久しぶりに本を読んで心に刺さりました。

本のタイトルは、「知っといてぇや、これが高次脳機能障害者やで!」です。


タイトルから分かる通り、著者は大阪府出身の下川眞一さんという高次脳機能障害者の方です。

下川さんは元々実家の鞄会社を引き継いだ社長でしたが、42歳で脳出血となって左半身麻痺と高次脳機能障害が後遺症として残っているそうです。

高次脳機能障害とは?

高次脳機能障害って何なのか今までは良く分かっていませんでした。

書籍によると脳には以下の4つの働きがあるそうです。

  1. 生命維持
  2. 意識・覚醒
  3. 五感・身体を動かす指令という
  4. 高次脳機能(認知・判断など)

1が一番基本的な働きで、1→2→3→4と上に積み上がる形になっています。

1〜3は他の生物にもありますが、4は原則人間にしか備わっていない働きです。

しかし、1~3の機能が何らかの原因で低くなると、4の高次脳機能も影響を受けて低下するというのです。

最近では小室哲哉さんの奥様のKeikoさんがこの高次脳機能障害だったということで話題になっています。

高次脳機能障害の原因は脳損傷

高次脳機能障害は「脳損傷」によって起こります。

脳損傷は40代以上では脳梗塞・脳出血・くも膜下出血が8割以上を占めて、若者や子供では交通事故が多いそうです。

高次脳機能障害は見えない障害

高次脳機能障害は外見は通常の人と全く同じなので見えない障害です。

また症状も疲れやすい・無気力・記憶障害・コミュニケーション障害・感情が抑えられない・注意散漫・遂行機能障害など様々です。

印象に残ったことを3つにまとめてみた

本の紹介はこのくらいにして、私が特にこの本を読んで印象に残ったことを3つにまとめてみました。

1.今まで感心が無かったのが恥ずかしくなった

この本は、下川さんご自身の文章と、NPO法人を立ち上げた言語聴覚士の石原玉美さんを始めとしたReジョブ大阪による説明の部分とで成り立っています。

活動自体をしている方に知り合いの方もいました。

クラウドファウンディングをしていることは何となく知りつつも、自分がこの活動に参加しようという状態にはなっていませんでした。

この本を読んて、こういった素晴らしい活動に今まで無関心だった自分を恥ずかしく思いました。

2.ご本人の気持ちを考えると心が痛んだ

下川さんの文章はあえて修正をかけていないので、かなりめちゃくちゃな文章でもあるのですが、その文章からほとばしるエネルギーの強さに衝撃を受けました。

42歳の4人のお子さんのいる経営者が一気に社会から放り出されるってどれだけつらいのだろうか。

30~40代くらいの働き盛りの男性の多くは、つらいことがあっても家族のために、社会のために頑張っているのです。

そんな働き盛りの人が理由は何にせよ働けなくなることがどれだけのつらいことだったんだろうか。

そう考えるといたたまれなくなるのです。

3.家族や周りの人のことを考えると、人ごとでは無いと思った

そして最後に家族や周りの人のことを考えました。

この本を読んで改めてこれは人ごとでは無い、いつ自分の家族が高次脳機能障害者になってもおかしくないのだと思いました。

特に大きな病気をした家族のいる私にとっては、普通の人以上に切実な問題です。

最後に自分のこと~夫が脳梗塞になって私も入院した

ちょうど2ヶ月前の2018年3月に、夫が旅行先のマカオで軽度の脳梗塞を発症して、香港と日本で3週間ほど入院しました。

夫の退院後私自身も血圧が急上昇して入院したのですが、原因のひとつが夫の入院などによる過度のストレスからではないかと考えています。

脳梗塞は再発率が高いので、今後夫の脳梗塞が再発して高次脳機能障害者になってしまうことも十分あり得ます。

でも全て自分でやらないと思うと、自分自身が壊れてしまうことが分かったので、万が一のことがあったら無理せずに周りを頼らないといけないなと考えています。

知っといてぇや これが高次脳機能障害者やで!
下川 眞一
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まるこ

まるこ

香港在住8年目。 働きながら2人の子供の子育てをしています。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加することです。 行動するための読書ーRead For Action(RFA)のリーディングファシリテーター。

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