“エリーの実家”の南山邨@石硤尾を探索〜(1) まずは南山邨の入り口まで〜ドラマ「恋する香港」のロケ地を散歩
”エリーの実家”の石硤尾
先日から日本で放映されていた「恋する香港」というドラマのロケ地を探索しています。
今回はドラマの中でエリー(最上もがさん)の実家がある場所として使われていた石硤尾(Shek Kip Mei)の街をお散歩してきました。
この場所は単なるロケ場所としてだけで無く、香港の普通の人の生活が垣間見れるとても興味深い場所です。
この場所を何回かに分けてとりあげたいと思います。
石硤尾の歴史
石硤尾は九龍半島にある庶民的な住宅街で、ドラマの街中のロケが行われた旺角から北におよそ3㎞ぐらいの場所にあります。
石硤尾と聞いて香港人にとって忘れられないのが、1953年12月25日に発生した石硤尾大火と呼ばれる大火事です。
この地域には当時中国本土から数多くの人が移り住みバラックのような場所が形成されていたのですが、この火事によって、58,000人もの被災者がでたそうです。
この大火事の直後に建設された公共住宅のひとつは美荷楼(Mei Ho House)というユースホステルとして使われています。
石硤尾駅から歩いた
石硤尾駅のB2出口を出て窩仔街(Woh Chai Street)を左に進みました。
驚いたのが思いのほか空が広く感じたことです。
その理由はすぐに分かりました。
建物の階数が香港にしては高くないのです。
香港は住宅のための敷地が限られているので、一般的にどこのマンションも40階以上の高層です。
そのため街に圧迫感があって空が狭く感じることがあります。
でもこのあたりは道幅も広くて、更に住宅の階数が10階から15階建てまでなので、空が広く感じるのです。
大坑西新邨
大坑東道を左に曲がりました。
左に見えるのが1965年に建てられた大坑西新邨という古い住宅です。
現在立て直す動きになっているようです。
南山邨
正面に見えるのが今回のロケ場所となった南山邨(Nam Shan Estate)です。
南山邨は大坑西新邨よりは新しく、1977年に建設された公屋と呼ばれる公共住宅です。
南山邨は映画やドラマのロケ地としても良く使われています。
信号を渡って正面を歩きました。
しばらく歩いて後ろを振り返ると、ここが最初のロケ場所になります。
ロケ地 大坑東道
ここはドラマの中の「エリーがお母さんの実家を探す」という場面で出てくる場所です。
この通りを最上もがさんと馬場ふみかさんが向こうから歩いているシーンが撮影されました。
今回のルート
今回のルートはこちらです。
香港の都市部のすぐ近くに、こんなのどかで庶民的な街があった事に驚きました。
まるこ
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