香港の空が真っ青だったのは、「低い湿度」と「大気汚染の改善」が理由?

香港の空が真っ青だったのは、「低い湿度」と「大気汚染の改善」が理由?

快晴の香港ディズニーランド

週末にディズニーランドに行ったのですが、すごく良い天気でした。

何より驚いたのが、この青い空。 ディズニーランドでの写真がこれです。

言わなかったら「カリフォルニアのディズニーランド」といってもばれません(笑)

香港の空は通常もっとどんよりしています。

空が青い理由は「天気」と「大気汚染の改善」によるもの?

何で香港の空がこんなに青いんだろうと考えて、2つの仮説を立ててみました。

「夏らしい気候」と、「大気汚染の改善」です。

1.夏らしい気候 - 香港にしては湿度が低めだったこと

ディズニーランドに行った日(2016年7月24日)の湿度は60-70パーセントで湿度が低めでした。

夏の間ででもだいたい80パーセント以上はあります。日本の夏の平均湿度が約70パーセントであることを考えるとかなり蒸し暑いです。

空気中の水分量が多い分、スカッと晴れた天気というのが少ないので、遠くの景色も良く見えないことがあります。

2.大気汚染が以前より改善されている

大気汚染を測る指標として「aqicn.org」というサイトがあります。

こちらで世界の大気汚染の指数を確認する事が出来ます。

中国のPM2.5の問題があったので、日本でも知られているかもしれません。

基準はこちらに書いてありますが、このようになっています。

  • 0-50 安全
  • 51-100 普通
  • 101-150 少し危険 人によって影響あり
  • 150-200 危険 子供などは外出自粛
  • 201- かなり危険 全ての人において外出自粛

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数値が高い程汚染がひどい地域といえます。

当日の香港の大気汚染の指数は30台でした。実は2年位前までは、香港の指数はいつも100~150位ありました。

香港は北京や上海ほどではないとはいえ、PM2.5に代表される大気汚染が大きな問題になっています。

香港は地形の関係で、一旦有害な物質が発生するとそれが外に逃げずに留まる傾向があるようです。

2013年8月にこのような記事がありました。

香港で大気汚染が急激に悪化 – WSJ

香港の名物であるビクトリアハーバーの向こうが見えなくなっています。

原因として考えられるのは香港内を走る車の排気ガスが一番なのですが、お隣中国の工場からの有毒なガスの影響も受けていると言われています。

そのため、近年の中国経済の低迷により華南地区の工場閉鎖などが続いたため、皮肉にも香港の空気が綺麗になってきたのでは無いかという意見があるくらいです。

ただし、実際のところは香港の大気汚染が一番ひどいと言われている1月~3月、特に一番交通量が多くなる旧正月の前辺りに再度検証をしないとわからないだろうなと個人的には思っています。

ちなみに、現在のビクトリアハーバーの景色はこのようになっています。

向こう岸もしっかり見えますよね。

最後に

ディズニーランドは一日強い日差しでした。

サングラス・帽子・日傘などが必要ですね。

次回は忘れずに持参しようと思っています。

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まるこ

2011年~2020年8月まで香港在住。 現在は千葉県在住。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。 上級心理カウンセラー。

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