海外の名門大学の授業を受けてみたい (6)「5つの感謝」と「嫌なことの振り返り」をすれば気持ちが楽になります ~ ハーバードの人生を変える授業 タル・ベン・シャハ― 著
同じ1日でも、見方によって楽しかったかどうか変わります
今朝身支度をしていると、近くにいた娘がいきなり
「昨日の料理の臭いが苦手で嫌だった。」
「ムカムカしたことを全部吐き出したい」
などと言いだしました。
かなりご機嫌斜めだったようです。
娘にとって昨日はそんなに嫌な日だっただろうかと改めて思い返してみました。
昨日はランチで大好きなピザを誰よりも沢山食べ、その後は公園のブランコでパパと一緒に散々遊んでいました。
そして近所の書店にいって欲しかった本を購入。すると店員さんがお得意様だからといって割引してくれました。
そのため昨日は娘にとって文句どころか「むしろラッキーな日だったのではないか」というのが私の印象です。
どうして娘は楽しかったことを棚に上げて「吐き出したいほど」の文句を言いたいと思ったのでしょうか。
でもこのような事は、多かれ少なかれ誰でもあるのかもしれません。
すごく楽しかったこともあったはずなのに、少しだけ起こった嫌な事しか覚えていなくて、楽しかったことまで掻き消してしまうくらい全てが嫌になってしまったりするのです。
楽しかったはずの一日の大半がかき消されてしまうのはもったいない気がします。
ハーバードの人生を変える授業
こちらの本を読みました。
この本はポジティブ心理学という分類に入るそうです。
この本には、52のワークが紹介されていて、一週間に1つずつ全てのワークをすればちょうど1年で終わる計算です。
その中で、自分でやってみて良いと思ったのが、「5つの感謝」と「嫌だったことの振り返り」です。
5つの感謝
「毎日5つの感謝を書くと、感謝をしていた人は良く眠れるようになり、より多く運動するようになり、身体的な不調も減る」 そうです。
楽しかったことって、意外と振り返らないものです。
些細なことでも楽しかったことや感謝することを思い返してみると、今日は良い日だったなと思い返すことができます。
嫌だったことの振り返り
本の中では 「失敗」「困難」「悲しみ」「嫉妬」と分かれていますが、私はひとまとめに「嫌なこと」としています。
失敗や困難だったことは、ほっておいてももやもやするので、これを書くことも大切です。
でも書くだけではありません。
その嫌だったことを解決する方法があればその解決策、それが解決できなかった場合は、そこから何を学べたかという事まで書き出してみるのです。
そうすると、嫌なことでもなんとかなる気がしてきて、気持ちが落ち着くのです。
両方書く事による気づき
両方書いてみると、誰の一日にも「楽しかったこと」と「嫌だったこと」の両方があるという事に気づきます。
片方だけということはほとんど無いのです。
そうすると自分の一日を「最悪の日」とするのか「最高の日」とするのかは自分の解釈次第だということが分かってきます。
大切なのは何にフォーカスするかだけなのです。
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