造船所のお盆祭りでお経をあげる場面を見学した〜香港のお盆祭り「ハングリー・ゴースト・フェスティバル(盂蘭勝會)」を見学(4)〜青衣擔桿山船廠街坊盂蘭勝會@青衣船廠
盂蘭勝會
香港のお盆のお祭りは農暦の七月一日から三十日までの一ヶ月と長い期間あります。
2018年は西暦の8月11日から9月9日までがこのお盆期間にあたって、この1ヶ月の間に香港の各地でお盆のお祭りである盂蘭盆会(盂蘭勝會)が行われています。
お祭りといっても日本のような子供がワクワクするようなテキ屋もあまりいないし、盆踊りがある訳でもありません。
むしろ香港のお盆はご先祖様を迎える儀式や施餓鬼供養の意味合いの強いものです。
今回は週末に行われていた青衣島の北側の造船所エリアのお盆祭りを見学してきました。
青衣駅
青衣駅で降りて、A1出口から島の北側に向かって歩きました。
途中大きなバスターミナルを過ぎて更に進んでいくと、正面に大きな公園があるのを見つけました。
せっかくなのでこの公園の海沿いを歩くことにしました。
正面には停泊しているお洒落なクルーズ船があって、その先には斜張橋の汀九橋が見えました。
橋を撮影するためのカメラを持参していなかったことをちょっと後悔しました。
造船所エリアを進む
公園を抜けてから造船所の並ぶ通りを進んでいきました。
週末だったせいかほとんど人が歩いていません。
本当にこんな所でお祭りなんてやっているんだろうか。
不安になり始めた時に正面に見覚えのある飾りが見えました。
青衣擔桿山船廠街坊盂蘭勝會
今回のお盆祭りの会場は、いつも行くグランドと違ってかなり狭い場所で行われていました。
地元の人だけが集まるかなり小規模なものであるようです。
このお祭りは元々香港にいた人のお祭りである広府式と呼ばれる形式のお祭りです。
そのため、大士王も今まで見た潮州式と違って、白い顔で両足が上がっていました。
潮州式の大士王の場合、おでこのところに観音像がありますが、こちらの大士王の場合は膨らんだお腹の上にいて、しかも一人でなくて五人もいました。
お経がはじまった
しばらくすると、遠くから装束に身を固めた方達が歩いてきました。
火をたいたアルミ缶の所でしばらくお経をあげた後、中に入って大士王の前でお経をあげていました。
こちらのお祭りは船に乗ったりもするそうです。
私はその場面を見たことが無いので、どのような様子なのかとても気になります。
【今回のルート】
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まるこ
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