夜には絶対に行きたくない博物館〜香港醫學博物館(Hong Kong Museum of Medical Science)を探索〜香港歴史散歩@上環(Sheung Wan)

夜には絶対に行きたくない博物館〜香港醫學博物館(Hong Kong Museum of Medical Science)を探索〜香港歴史散歩@上環(Sheung Wan)

夜に行きたくない博物館

映画「ナイトミュージアム」の世界ではありませんが、博物館にいる恐竜とか動物が夜動き出したらちょっと面白いかもしれません。

その一方で例えば「夜の理科室」とか「廃墟になった病院の手術室」などは夜には行きたくありません。

今回ご紹介するのは、そんな理科室とか手術室がある夜には行きたくない博物館の「香港醫學博物館(Hong Kong Museum of Medical Science)」です。

ミッドレベルの山の上にあるのでなかなか行く機会がありませんでしたが、今回はじめて見学できました。

香港醫學博物館(Hong Kong Museum of Medical Science)

前回の続きです。

合一堂で写真を撮った後、ラダー・ストリートにまた戻りました。

最初の階段を降りた堅巷(Caine Lane)という細い道を進みます。

しばらく歩くと次の目的地が見えてきました。

香港醫學博物館(Hong Kong Museum of Medical Science)です。

香港醫學博物館の歴史

香港では太平山に沢山の庶民が住んでいました。その衛生状況が良くなかったため、1894年に伝染病であるペストが大流行して多くの人が亡くなりました。

その研究のために建てられた政府の施設が細菌學檢驗所(Pathological Institute)という細菌の研究施設です。

レンガ造りの建物はイギリスのエドワード建築葬式を参考にしつつも中国的な要素を各所に取り入れています。

斜面に建っているので正面は2階建てで裏側が3階建てになっています。

施設は1970年代まで使用されました。

その後1990年に建物は香港の法定古蹟(記念建造物)に登録されました。その後建物の改修が行われて、1996年に香港醫學博物館がオープンしました。

博物館の中

博物館に入りました。

入口で入館料20ドルを支払います。写真撮影の件を念のため確認したところ問題ないとのことでした。

受付にいた若いお兄さんが綺麗な英語で館内の説明をしてくれました。このお兄さんはやっぱり医学生なのかしらと思いつつ中の展示を見学しました。

Ground Floor(1階)

まず最初にGround Floorを見学しました。

自由に写真撮って良いよと言われたものの、リアル過ぎて撮りたくない写真も多数。

例えば中国の「纏足」した女性の足の模型とかレントゲンなどもありました。

こちらは建物自体の歴史の展示です。ここは怖くありません。

また香港で2003年に流行したSARSに関する展示もありました。

First Floow(2階)

次に2階に上がりました。

上って左にはこのような休憩場所があります。

階段を上がって右斜め前のギャラリーに入ると、いきなりこの辮髪の人がいてびっくり!

ここはかつての実験室(Laboratory)で、この方たちは研究者だったのです。

私1人と辮髪の2人の男性しか部屋にいないので、動かないと分かりつつもちょっと緊張してきました。

しかもこの研究員たちがしているのがネズミの解剖。

ネズミを避けつつ、辮髪さんを後ろからも撮ってみました。

Basement(地下1階)

そして最後に地下のフロアに行きました。ちょっと緊張してきました。

病院で地下となるとちょっと気味が悪いのかと思いつつ階段を降りると、いきなり等身大の人形がいた!

しかもこちらをじーっと見る大きな水牛まで。

ここはワクチンの研究に水牛を利用した様子を展示しているのです。

このフロアには私以外誰もいません。ちょっとイヤだなぁと思いつつ奥に入りました。

奥には検査台などもありました。また解剖室などもあります。地下室で解剖なんて怖すぎます。

ちょっと気味悪い?部屋を出て、次はHarbalist Shopです。ここに来ると明るくなってちょっと安心です。

庭にはハーブなどが植えられていました

展示を見終わってから庭を探索しました。

そしてこの建物はイベントなどで使用される場所と倉庫として使われたりするそうです。

庭に植えられているのは薬して使用されるハーブです。

北里柴三郎がいないのは残念

この頭だけのおじさんは誰?と思いましたが、下に書いてある文を読むと、アレクサンドル・エルサン(Alexandre Yeltsin)という研究者です。この方がペスト菌を発見したとあります。

でもここで日本人として残念なことがあります。

それはペスト菌が香港で大流行した1894年に香港にまで赴いてペスト菌を発見した北里柴三郎がいないです。

2人はほぼ同時に(発見は北里氏の方が早かったらしい)ペスト菌に関する論文を提出していましたが、論文の関係など様々な理由で、エルサン氏が発見者になっているようです。

日本人としては2人の肖像が並んでいるのを見たかったですよね。

裏から見ると3階建です

そして建物の裏にまわってみました。

この建物は傾斜に建っているので、正面から見ると2階建てですが、こちらから見ると3階建てになります。

あの怖かった地下室も裏からは窓があると思うとちょっと安心しますね。

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まるこ

まるこ

香港在住8年目。 働きながら2人の子供の子育てをしています。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加することです。 行動するための読書ーRead For Action(RFA)のリーディングファシリテーター。

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