夕暮れ時のスターフェリーは景色の変化を楽しめるのが素敵です〜香港歴史散歩@尖沙咀

夕暮れ時のスターフェリーは景色の変化を楽しめるのが素敵です〜香港歴史散歩@尖沙咀

夕暮れ時のスターフェリー

夕暮れ時に尖沙咀から香港島セントラルまでスターフェリーに乗りました。

スターフェリーはどの時間に乗っても趣がありますが、夕暮れ時だと景色の変化が楽しめます。

自称”九龍皇帝”の落書きのある柱

尖沙咀のフェリーターミナル前にある落書きのある柱はとても有名です。

100%香港製造」という本にそのいきさつが書いてありました。

100%香港製造
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原 智子
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本の内容を要約すると、かつて會灶財さん(本名は會財)というかなりクレイジーなお爺さんがいたそうです。

このお爺さんは「自分は九龍皇帝の末裔だから香港の領有権は自分にある」と主張して、街中のあらゆる場所の電柱・壁や郵便箱などにその訴えを落書きし続けました。

落書きを書き始めたのは1970年代前半です。

最初の頃は家の近所で落書きをしていましたが、少しずつ範囲を広めていきました。警察に捕まってもその勢いは続き、尖沙咀やセントラルのフェリーターミナルまで及んだそうです。

これだけだと単なる「迷惑お爺さん」ですが、これだけでは終わりませんでした。

この落書きは90年代に海外で話題になり、最終的に會さんはストリートアーティストの仲間入りをしてしまったのです。

會さんは2007年にその生涯を終えていますが、死後10年建ってもこのように彼の書いた書が残されているのは何とも不思議な気がします。

スターフェリーの歴史

スターフェリーは1888年Kowloon Ferry Companyという会社によって運行が始まりました。当時は香港島と九龍半島を結ぶ唯一の手段でした。

1970年代に地下トンネル、そして1980年代に地下鉄でも香港島と九龍半島が繋がったため、スターフェリーの移動手段としての重要度は低くなったものの、現在でも観光の目玉としての役割を果たしています。

スターフェリーは上層階と下層階があります

尖沙咀とセントラルのを結ぶフェリーは2層に分かれています。

尖沙咀から乗るときに正面に見えるのが下層階の入口です。

今回は上層階に乗ることにしました。上層階は左のこの看板のある入口からになります。

建物に入って右に曲がったところに新しくQB HOUSEが出来ていました。

上層階へはこの先の階段を上っていきます。

料金は下層部より高いですが、それほど大きな差は無く、どちらも安いです。

上層階は全てではありませんがエアコンのある席があります。

どんどん日が暮れてきました

フェリーに乗っている時間はほんの数分でしたが、その間にどんどん日が暮れてきました。

到着する頃にはすっかり夜になっていました。

セントラルのフェリーターミナルに到着しました。

フェリーを降りて振り返ると、さっきまで自分が乗っていたフェリーが見えました。

フェリーは次の乗客を乗せて尖沙咀に戻っていきました。

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まるこ

2011年~2020年8月まで香港在住。 現在は千葉県在住。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。 上級心理カウンセラー。

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