香港墳場にある日本人墓地を訪れて、日本人としてこういった場所を知っておいて良かったと思った~香港歴史散歩@跑馬地(3)

香港墳場にある日本人墓地を訪れて、日本人としてこういった場所を知っておいて良かったと思った~香港歴史散歩@跑馬地(3)

香港墳場

香港島のハッピーバレーにあるお墓などを巡るツアーに参加しました。


今までの記事↓

まずは香港スタジアム横にある競馬場の大災害の慰霊碑を訪れた〜馬場先難友紀念碑(Race Course Fire Memorial)〜香港歴史散歩@跑馬地(1) | まるこの香港生活

かつてのビクトリア市の境界石を見たり、中洋折衷の美しい仏教寺院を見学したりした〜香港歴史散歩@跑馬地(2) | まるこの香港生活

最後に訪れたのは、公共墓地である香港墳場(Hong Kong Cemetery)です。

香港墳場は香港政府が管理をしている公共の墓地です。

その多くが100年近く前に埋葬されたもので、現在は新規の受け入れは行っていないそうです。

大きな塔は船の沈没などの慰霊塔

墓地の敷地内には大きな塔が幾つもありました。

こういった塔は、船の沈没などの大事故で命を落とした方たちをまとめて供養しているものなんだそうです。

日本人墓地

敷地の左の高台を上がった場所に日本人墓地がありました。

かつて日本から海を渡ってきた商人など約500人がこの場所で眠っています。その中には「からゆきさん」と呼ばれる娼婦として働いていた方のお墓もあるそうです。

墓石など日本とは若干違うものの、やはり日本人のものだと分かります。

萬霊塔

敷地の中には萬霊塔がありました。

香港日本人倶楽部のサイトによると、萬霊塔は大正8年(1919年)香港日本人慈善会によって建てられました。

当初は現在の香港スタジアムのあたりの場所にありましたが、昭和57年の区画整理に伴って移転しました。その後改装工事が行われて、現在でも毎年慰霊祭が行われているそうです。

日本人墓地の周辺には桜が植樹されています。私の行った時期はもう咲き終わっていましたが、少し桜の花を見ることができました。

このサイトには日本人墓地の位置が分かるマップもあるので、行かれる方はこちらを参考にしてください。

【香港日本人倶楽部のサイト】

Hong Kong Japanese Club

香港の著名人のお墓

最後に香港の著名人のお墓を幾つか巡りました。

  • 何東(Ho Tung)・・香港の有名な実業家

  • 楊衢雲(Yeung Ku-wan)・・・孫文と共に政治活動を行った革命家、暗殺により命を落とす

ちなみに楊衢雲の暗殺された場所はセントラルにあって、こちらの記事で紹介しています。

アバディーンストリート沿いの百子里公園 革命家が倒れた100年前を感じた~香港歴史散歩@中環(セントラル) | まるこの香港生活

観光として訪れた方が良いと思った

今までこのお墓に観光として行くのはちょっと不謹慎なのではないかと思っていました。

でも今回改めて行ってみて、むしろ行った方が良いと思いました。

お墓はどれも古いです。子孫などが定期的にメンテナンスをしているお墓もあるものの、誰も手入れができなくて朽ち果てているものも多くありました。

日本人墓地は香港日本人倶楽部をはじめとして、多くの人がその維持に全力を注いでいます。そういったことからもむしろ忘れないことの方が大切です。

100年前は日本には戻らない覚悟で海外に渡った人も多かったはずです。

つくづく数時間で気楽に日本と香港を行き来できる今の私たちは贅沢だなと思うのです。

【今回歩いたルート】

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まるこ

まるこ

香港在住8年目。 働きながら2人の子供の子育てをしています。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加することです。 行動するための読書ーRead For Action(RFA)のリーディングファシリテーター。

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