残りの2つのダムも見応えたっぷりだった〜大潭水務文物徑(Tai Tam Waterworks Heritage Trail)をお散歩(4)

残りの2つのダムも見応えたっぷりだった〜大潭水務文物徑(Tai Tam Waterworks Heritage Trail)をお散歩(4)

タイタム貯水池は4つある

香港島の南西部に位置するタイタム貯水池(大潭水塘 – Tai Tam Reservoir)をお散歩しています。


最初に訪れたのは、4つの中で一番新しくて大きな大潭篤水塘水壩(Tai Tam Tuk Reservoir Dam)です。

そして次に訪れたのは、ちょっと穴場のような場所にある大潭中水塘水壩(Tai Tam Intermediate Reservoir Dam) です。

今回は上流にある残りの2つの貯水池と水道橋を取り上げます。

緩やかな坂を上った

2つのダムを見て満足はしたのですが、せっかくここまで来たので残りのダムも見てみたくなりました。

石積みの橋である大潭篤水塘石橋(Tai Tam Tuk Reservoir, Masonry Bridge)を渡った後、次の貯水池に向かうために緩やかな坂道をひたすら上りました。

この時間おそらく15分~20分ほどだと思うのですが、途中何度も足を止めてしまうくらいしんどかった。

もうダメかなと思いかけた時に、看板が見えてきたので、ここで休憩を取ることにしました。

赤レンガの家ー3級歴史建築

貯水池の手前にあったのは、赤レンガの家(紅磚屋 Red-Brick Building)です。

1920年代に建てられて、当時はダムの警察の待機場所として使用されたそうです。

大潭副水塘水壩(法定古蹟)

ようやく左側に貯水池が見えてきました。

ひとつ目の貯水池は、1904年に建設された大潭副水塘水壩(Tai Tam Byewash Reservoir Dam)です。

石張りの重力式コンクリートダムです。

大潭上水塘水壩(法定古蹟)

そして大潭副水塘水壩の先に見えたのが、大潭上水塘水壩(Tai Tam Upper Reservoir Dam)です。

これは大きい!

遠くからでもその大きさがわかります。

大潭上水塘水壩は、1883-1888年に建設されたコンクリートと花崗岩で作られたダムです。

ダムの高さは30メートルもあるそうで、真下を覗くとかなり怖いです。

高所恐怖症の人はこのダムを渡ることが難しいかもしれません。

大潭上水塘石橋(法定古蹟)

ダムの見学を終えました。

帰りは元の道を戻らずに黄泥涌峡道の方向に歩くことにしました。

この橋は大潭上水塘石橋(Tai Tam Upper Reservoir Masonry Bridge)と呼ばれています。

大潭上水塘石砌

大潭上水塘石橋を渡るともうひとつの橋が見えました。

この橋は大潭上水塘石砌輸水道(Tai Tam Upper Reservoir Masonry Aqueduct)と呼ばれる水道橋です。

また行きたい

香港で100年以上も前にこれだけの規模の施設が作られていたのが驚きです。

今回のお散歩では全ての施設を見ることはできなかったので、また行きたいと思っています。

【今回のルート】

【貯水池に関するその他の記事はこちら】

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まるこ

2011年~2020年8月まで香港在住。 現在は千葉県在住。 好きなことは散歩とカフェ巡り、そして様々な勉強会に参加すること。 上級心理カウンセラー。

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